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市立天野川中学校のお漏らしさんたち  作者: あゆてる
部活動体験編
20/25

チャンスを掴めない女子中学生和香

  この物語は女子中学生のお漏らし、トイレ我慢をテーマにした物語です。苦手な方はお控えください。


 今回は和香ちゃんのお話です。和香ちゃんは本日2度目のお漏らし、保健室Go back になってしまうのか?!

 今回で部活動体験編は終わりです。

 もみちゃんがトイレでスッキリしている間も和香は尿意と戦っていた。

(どうしよう。さっきもみちゃんと一緒に行くって言えてれば……。もうおちびりもしちゃってるしやばいよ。中学生になって、1日2回もお漏らししちゃうのかなぁ……。)

 呼吸もだんだん荒くなり、冷や汗が出てきた。そんな様子を見て倫花先輩が心配してくれる。

「山岡さん。もしかして体調悪い?辛かったら我慢せず言ってね。」

「はい……。」

 おしっこを我慢していることを言うのが恥ずかしく、顔が赤くなる。

「山岡さん、顔も赤いけど、熱あるんじゃない?保健室行く?」

「い、いえ。大丈夫です。」

 和香が行きたいのは保健室ではなく、トイレだ。そこにトイレに行ってスッキリしたもみちゃんが帰ってきた。

(もみちゃん!)

 和香は必死でもみちゃんの方を見て訴えるがもみちゃんは和香に気づいてくれない。今の状況では沙希ちゃんももみちゃんも和香の様子に気づいてくれない。和香は期待も虚しくもみちゃんは、トランペットの練習を再開した。

 おしっこを我慢していたさっきまでとは違い、上手くいく。

(もみちゃん、気づいてよう。もみちゃんだけ、ずるいよぉ〜。)

 和香はもう泣き出しそうだ。無理に平気でいようとするが体は正直で冷や汗が出てきた。

 和香は先輩にトイレを申告しようとしたが気づいてしまった。椅子から立ち上がれないことに。もうそのレベルの我慢になってきていたのだ。もう立ち上がってトイレに行くことはできない。だがそのまま諦めてすぐにお漏らしできるわけもない。

 絶望した状況のなかで和香は我慢だけを続ける。しかしそれにも限界が来たようで、和香の蛇口からはおしっこが流れ出てしまった。

(はああぁん……。)

 和香の体がブルッと震える。止まらないおしっこ。倫花先輩も状況がわかったようだったが、呆然と見ているだけだ。

(え?山岡さんお漏らししてる。私どうしてあげたらいいの?)

 和香は今椅子に座っているため、おしっこはパンツ、そしてハーフパンツを通り抜け、スカートにも直撃し、椅子、床にもシミを作って行った。

 LL教室の椅子は他の教室とは違い、水を吸収しやすい素材でできているので、おしっこがどんどん吸収される。そして床も絨毯のようだ材質なのでおしっこのシミが椅子と床にはずっと残ってしまうだろう。

 倫花先輩が3年生の先輩を呼んできた。そして和香は保健室に連れて行かれた。LL教室には和香のおしっこの臭いが充満している。まだよく知らない先輩や体験しにきた1年生の前でお漏らしをしてしまった。

(きっと、中学生にもなってお漏らししてるとか思われてるよ。)

 本日2度目の保健室。これで保健室の先生にも和香がどれだけのお漏らし少女か伝わっただろう。



 次の日もまた部活動体験はあった。もみちゃんと沙希ちゃんが誘ってくるがどうしてもいきづらい。だが実際に行ってみると、先輩たちはとても優しく和香に接してくれた。LL教室に行くと和香のおしっこのシミが残っていたが、冗談でも誰にも和香はからかわれたりしなかった。

 どの先輩もみんな「誰にもあることだから」といっても励ましてくれた。

 それから数日間3人は吹奏楽部よ部活動体験に毎日行き、無事に入部をすることができた。そして、和香はユーフォニアム、沙希ちゃんはトロンボーン、もみちゃんはクラリネットを担当することになり、毎日部活に励んでいた。

 学校にも部活にも慣れてきた4月の下旬のこと、部活が一週間中止になった。その理由は家庭訪問だ。

 最後まで読んでくださりありがとうございます!


 今回で部活動体験編が終了し、次回からは家庭訪問編をお送りいたします!お楽しみに!

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