部活動体験
この物語は女子中学生のお漏らし、トイレ我慢をテーマにした物語です。苦手な方はお控えください。
今回から部活動体験編です。一体誰がお漏らしすることになるのか、お楽しみに!
和香がトイレから出るとちょうどもみちゃんと沙希ちゃんが体育館から戻ってくるところだった。3人は合流すると教室に鞄を撮りに行った。
「今から部活動体験。緊張するね。」
沙希ちゃんが話した。当然今から1年生は先輩方が大勢いるところは行くのだ。先輩に知っている人がいればまだ少しは緊張が和らぐかもしれないが、あいにく、3人は今の中学2、3年生の兄弟はいなかったので、先輩方全員が初めましてだ。
「怖い先輩とかおらんかねぇ?」
和香は怖い先輩がいないかどうかが1番心配だった。
「先生とかこわいんかねぇ?」
みんな心配でいっぱいだ。3人で話していると夏実ちゃんが教室に戻ってきた。
「あ!夏実ちゃん、一緒に吹部みにいかん?」
もみちゃんが夏実ちゃんを誘った。仲間は1人でも多い方が心強いものだ。
「ごめん。私バスケ部見に行くから。」
「あ。そうなんだ。じゃあまたね。」
どうやら夏実ちゃんはバスケ部を体験しに行くようだ。3人は吹奏楽部がの体験場所になっている音楽室に行くことにした。
音楽室に行くと和香は見覚えのある顔が目に入った。その先輩は和香が今日下痢をお漏らししてしまった時に慰めてくれた松井 亜澄先輩がいた。
「あ!山岡さんきてくれたん!」
「は、はい。」
和香が、先輩に名前を呼ばれるのを見てもみちゃんと沙希ちゃんはびっくりしていた。
「和香、知り合いなの?」
「あ、えっと、たまたま昼休みに会って。」
下痢をお漏らししてしまったことを知られたくない和香はなんとかごまかそうとした。
するとそこにもう1人和香を励ましてくれた、川野 珠里先輩がきて言った。
「山岡さん!お昼は大変やったね。大丈夫?」
「あ!えっと……はい。」
(なんで言っちゃうんですか!?)
「和香お昼なんかあったの?」
もみちゃんと沙希ちゃんが聞いてくる。
「いや、別に何もないよ。」
緊張している和香たちを差し置いて先輩たちはすごいマイペースだ。
「2人も体験しにしたの?」
「はい。私たちも体験しにきました。」
「じゃあ3人ともちょっとついてきて。」
そう言うと亜澄先輩と珠里先輩が3人を金管楽器を体験できるLL教室にあんな案内してくれた。どうやら亜澄先輩が担当する楽器はトロンボーンで珠里先輩が担当する楽器はトランペットのようだ。
先輩達の中では一年生を自分のパートに入れたいので金管パートの2人の先輩は3人を金管の練習場所に連れてきたのだ。
LL教室に入ると、沢山の先輩方が一年生を待っていた。3人はどの楽器をやりたいか聞かれたが、楽器の知識が全くない3人は黙り込んでしまった。
すると先輩達が、3人に優しく話しかけてくれた。先輩方に流されて和香はユーフォニアム、沙希ちゃんはトロンボーン、もみちゃんはトランペットを体験することになった。
和香が今から教えてもらうユーフォニアムパートは2年生の先輩1人だけみたいだ。
「山岡さん。初めまして!私は桐原 倫花、2年だよ。」
「初めまして…。」
「山岡さん?そんなに緊張しなくてもいいから。」
そんな倫花はさっきまでの尿意との戦いでビショビショになってしまったパンツをスカートのポケットに隠したまま今はそこそこ濡れているハーフパンツと尿の飛沫が飛んだスカートを履いている。内心和香にバレていないかヒヤヒヤだ。
(私がノーパンってことバレてないよねぇ?もしバレたたらやばい先輩だと思われちゃう!スカートのシミとかばれてない?!)
まだ乾き切っていないハーフパンツが少し気持ち悪い。
和香は緊張していてそんなこと気づく余裕もなかった。ユーフォニアムの吹き方について倫花先輩に教えてもらう。
「これはマウスピースって言ってこっから息を入れて音を出すんだよ。まずはこれだけで練習してみよっか。」
金管楽器には息を入れるマウスピースというところがあり、まずはマウスピースだけで音が出るようになるまで練習するというのが基本ようだ。
倫花先輩がお手本を見せてくれた。マウスピースからはブウウゥゥゥ!という音がした。和香のイメージとは少し違う音だ。倫花先輩はその音を高くしたり、低くしたりしてやり方を教えてくれる。
和香もそれに習って息を入れて吹いてみる。和香は同じようにやったつもりでもフスウウゥゥという力のない息が管を通る音しかしなかった。
「最初はそんな感じだから、練習すれば絶対できるようになるよ!」
倫花先輩が一緒に何度も吹いてくれる。もみちゃんと沙希ちゃんも楽器は違うが同じ金管楽器なので音を出す仕組みは同じでみんなマウスピースで練習をしている。
和香と沙希ちゃんはマウスピースの大きらが同じくらいだが、もみちゃんの体験しているトランペットのマウスピースは他の楽器と比べて小さい。とんがりコーンの穴ぐらいの大きさだ。実際にそのお菓子で練習できるらしい。
3人とも思った通りの音は出ず、ずっとスゥゥゥゥという息の音だけがなっている。
3人がそれぞれの先輩にコツを教えてもらいながら練習し始めて10分ほど経った頃だろうか。息の音だけが響く静かなLL教室で和香は少し、もみちゃんはそこそこ強い尿意を感じていた。
和香はさっきトイレに行ったばかりじゃないかと思う人もいるかもしれないが、昔から和香は静かな雰囲気になるとすぐにトイレに行きたくなってしまうのだ。
もみが尿意を感じている理由はシンプルだ。いつもは帰る前に学校でトイレを済ませて下校をしていた。だが今日は部活動紹介と部活動体験があるためいつもよりも下校の時間は遅くなる。いつもならもうトイレに行っている時間に今日は行っていないからだ。
だが2人ともこの静けさ、そして緊張の中、先輩にトイレを申告するだけの勇気は持っていなかった。今のところ優しい先輩方でも恥ずかしくて申告することは出来ない。
マウスピースに息を入れるのはお腹に力が入るのでおしっこ我慢中には厳しい運動であった。でも先輩が教えてくれているのに、やらないわけにもいかない。
(少し、トイレ行きたいかも。さっき行ったのに!静かなところに行くとすぐしたくなるの、ほんとやめてほしい。)
(もみ、結構トイレ行きたいかも、部活動紹介終わった時に行けばよかった。そういえば昼休みからもみ、トイレ行ってないかも。)
2人は心の中で少し焦り出した。1年生が部活動体験を終えるのは5時30分だ。今は4時を少し過ぎたところだ。まだ後1時間30分弱ある。
しかし2人ともそんなことは知らなかった。あとどれだけ我慢すれば良いのかもわからない暗闇での和香ともみちゃん、2人戦いが始まったのだ。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
ということで今回、部活動体験編でのメインは和香ちゃんともみちゃんです!2人とも部活動体験が終わるまで我慢できるのでしょうか?そして楽器は吹けるようになるんでしょうか?いろいろ心配なことは多いですが、これからも市立天野川中学校の生徒を応援してあげてください!




