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市立天野川中学校のお漏らしさんたち  作者: あゆてる
部活動紹介編
14/25

紫怨のたくらみ

 今回は前回不可解な動きをしていた紫怨が何を企んでいるのか明らかになります。そしてこの部活動紹介で和香、萌花、倫花、幸哉のお漏らしという名の大恥をかけた戦いが始まります。

 1年生の体育館への入場が完了して、3年生代表の挨拶が始まった。

「今日は1年生のみなさんのために先輩方がそれぞれ所属する部活動を紹介してくれます。しっかり聞いて役立ててください。」

 そして部活動紹介が始まった。まずは陸上競技部からだ。

日頃している練習を紹介し、部長が部活の紹介をしている。

ほとんどの部活はこんな紹介の仕方だった。

 そんな中体育館の後ろでスタンバイしている吹奏楽部の中に1人落ち着きのない女子生徒、倫花がいた。結局あれから楽器や譜面の準備、そして体育館まで楽器などを運ぶ作業に追われ、トイレに行くタイミングがなかったのだ。

(ヤベェ。おしっこ結構行きたい。)

 倫花は終会終わりにトイレに行かなかったことを激しく後悔していた。美優に急かされたとはいえ、ちゃんと言ってトイレに行けばよかっただけだ。

 倫花はずっと体育座りで足はきゅっとひっつけられ、バレないようにもじもじしている。



(マジでしっこしてぇ。結構ヤバいんやけど。)

 もう一人幸哉も1年生の中で一人だけもじもじしていた。体育座りは膀胱が圧迫されておしっこ我慢には辛い体制だ。幸哉の耳には部活の話など1ミリも入っていない。ただあと何個の部の話を聞けば終わるのかということだけを考えていた。

 ソフトテニス部の紹介が終わり、軟式野球部の紹介が始まった。ここにも一人、ユニフォームに身を包んて足をせわしなく動かしている男子生徒がいた。だがその表情はなぜか余裕だ。

 和香はその男子生徒に見覚えがあった。

(あの先輩…入学式の時の。)

 その男子生徒は和香が入学式の前に困って、どうすれば良いか尋ねた先輩の堀田 紫怨だった。すでに尿意は限界に近く、部活動紹介が終わってからトイレに行っても間に合わないだろう。今この瞬間誰よりもトイレに行きたいはずなのに顔には笑みが浮かんでいる。

(あの子は…入学式の時の子はどこにいる?)

 和香のことを探しているようだった。そして紫怨を気にしていた和香と目があった。

(いた!あの子だ!よし、じゃあ行くぞ!)

 和香は目があったことに気づき、目を背けた。だが紫怨はずっと和香の方を見ている。

 10秒ほど見ていただろうか。紫怨は和香から目を離した。すると次の瞬間紫怨は放尿を開始したのだ。一年生が見ている前で1年生だけではない。部活動に所属している生徒、そして沢山の教師が見ている前で。今日一日我慢していたおしっこを。

 しかし不思議なことにユニフォームは濡れていない。ユニフォームどころかパンツも。一体紫怨の尿はどこへ行ったというのか。その答えは簡単だった。



(ッ!?)

 和香の体がブルッと震えた。さっき部活動紹介が始まる前にしっかりトイレに行っていたはずなのに、急に凄い尿意に襲われたのだ。今までにない感覚。あっという間に和香の尿意は8部目まで溜まってきていた。

 それは和香だけではなかった。体育館の後ろで待機していた吹奏楽部部長の井上 萌花にも同様のことが起こっていた。

ーーーブルッーーー

(え?なんで急に!終会終わってからトイレ行ってきたのに!?)

 萌花はかなり焦っていた。今まで3年間演奏に集中するために、本番の直前に必ずトイレに行くようにしていた萌花。なのにこんな尿意を感じるなんて、こんなことは今までになかった。それに今日演奏する曲は萌花の担当するアルトサックスのソロがあるのだ。これではいい演奏をすることは難しいだろう。

 それに今はユーフォニアムパートの倫花も尿意に襲われている。これでは今日の演奏はかなりひどいものになるかもしれない。


 今この市立天野川中学校の体育館ではかなり不可解なことが起こっている。全ての原因は3年軟式野球部の堀田 紫怨だ。紫怨は自分の膀胱内にある尿をターゲットした人に送ることができるのだ。紫怨は女子のお漏らしやおしがまが大好きで今密かに思いを寄せている萌花と入学式で見つけたニューフェイスの和香に一日中我慢していた尿を半分ずつ送ったのだ。

(今2人の膀胱の中じゃそれぞれの女性尿と俺のしっこが混ざり合って…。マジ最高!これで可愛いおしがまが見られるぜ!マジで我慢した甲斐があったわー笑)



 和香は前から2番目の列でソワソワしている。

(なんで?!さっきちゃんとトイレ行ったのにー!)

 和香の膀胱にはあるはずのない外から送り込まれた尿で和香の膀胱の8割が占領されてしまっている。これは誰も予想することの出来なかった事態だ。和香は入学式の時はトイレで頭が一杯で、吹奏楽部の演奏をゆっくり聞けなかったので今回こそちゃんと聞こうと部活動紹介が始まる前にしっかりとトイレに行っていたのにこれでは水の泡だ。

 まだ四つの部活が後に残っている。それに今から軟式野球部の紹介が始まるので早くてもあと20分はかかるだろう。それに今和香の隣には和香の苦手な幸哉がいる。とてもいいコンディションとは言えない。

 そして幸哉も部活動紹介が始まる頃には軽かった尿意がまあまあ強い尿意になって襲ってきていた。

(いや、しっこしてぇー。はよ終われえや。ああ、ちんこ押さえれば少し楽になるのに体育座りじゃ無理じゃん!しかも隣女子やし!マジうぜえ。山岡どっか行けよ。)

 そして幸哉には隣が女子の和香だということ意外にも恥ずかしい仕草をしたくない理由があった。それは和香の一つ後ろに座っている夏実の存在だ。実は幸哉は入学式で夏実に一目惚れし、少し意識している。そんな夏実の前で恥ずかしい格好はできない。

 だが夏実はそんな幸哉の悪い噂を沢山聞いているし、あまり幸哉にいい印象は持っていないようだ。この恋は実らない可能性の方が高いであろう。

 そんなことはさておき、幸哉の膀胱にも限界の半分以上の尿が溜められている中、軟式野球部の紹介が始まった。

 紫怨は和香の方を見てウホウホだ。

(めっちゃかわいい!頑張ってバレないようににしてるけどどうしても足の先がモジモジソワソワしてるところとかたまりませんなぁー。バレないようにしてても俺にはばれてるよー笑笑もしかしてこのまま漏らしたりして!)

 軟式野球部部長が説明をしている中、和香の頭の中はおしっこのことばかりを考えていた。

(また自分お漏らし?一日に2回も?しかも今回はみんなの前で…。)

 こんな調子で軟式野球部の紹介が終わった。

(あと何個の部が残ってるの?あと何分?)

 紫怨はゆっくりと和香と萌花の観察をしている。

 幸哉の尿も膀胱の半分以上を占拠し、和香、萌花、倫花はそれぞれ膀胱の8割の尿が溜められていた。そのうち和香と萌花は紫怨の尿である。和香の楽しみにしていた部活動紹介も半分が終わったところで4人の運命をかけた尿意との戦いが始まったのだった。

 最後までお読みくださりありがとうございました!


 いかがでしたか?いよいよ次週から4人の運命をかけたおしがまが始まります!!

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