世界樹ちゃんのおしっこは甘く世界の終末味
気が付くと真っ白い世界が広がっていた。
それはまさしくパンツであった。
すべすべの白いシルクサテンおパンツだ。
なるほど世界の真理とはパンツであったのか。
「きゃああ!」
と美少女の声が響く。
これはあれだ。頬をバシーンと叩かれるやつだ。
俺は目を閉じ歯を食いしばってご褒美に備える。
……待てどもやってこない。
そっと薄目を開けると、両手を自分の頬に当てた美少女がいた。
エメラルドグリーンのロングヘアを無造作に伸ばした、つるぺたロリの発光系美少女だ。
なんか光り輝いている。
白のベビードールに、白のロンググローブに、白のサイハイソックスを履いている。
うん、とってもえっちな格好だね。俺はいいと思う。
「急な事で驚かせてごめんなさい。私はあなたをこの世界に召喚しました」
なるほどな。
異世界召喚というやつか。
「あれ? 驚かれないのですね」
たまによくあるからなこういう脈絡のない夢は。
美少女に召喚されるなら男の娘でも大歓迎さ。
「今おしっこ淹れますね」
おしっこか、ありがたい。ちょうど喉が渇いていたところなんだ。
どうやらこの世界は暑くて乾燥しているようだ。
寝る前にストーブを使いすぎたかな。
美少女が隣の部屋に行くと、ジョボボボボという音が聞こえてきた。
俺はこのおしっこを淹れる音が好きだ。
朝を感じる。
俺は椅子に座ってぼんやりと待った。
「どうぞ祖おしっこですが」
コトリと俺の前にカップを置いた。
芳醇な香りが鼻孔に広がる。
祖おしっこなんてとんでもない、香りだけで高級なおしっことわかる。
いただきます。
俺はそれをストレートで飲んだ。
……こっこれは!?
「どうでしょうか……」
俺は確かに砂糖を入れてなかったはずだ。
しかし口の中に甘さが広がる。
お湯の温度が人肌程度だ。
たしか低温で淹れると甘くなるのだったか。
ごちそうさまです。
「お粗末様です」
美味しいレモンティーだったよ。
俺はにこりを微笑んだ。
「レモンティー……? いえ、おしっこですが」
おしっこ?
「はい。おしっこです」
いままで、気の所為かな、とか異世界翻訳魔法が壊れてるのかな、と誤魔化してきたがどうやら本当におしっこのようだ。
美少女のおしっこはこんなに甘くて美味しいものだとは知らなかった。
おかわりを貰えるかな?
「すみません。先程出したばかりですので……」
美少女はぺこりと頭を下げた。
そうか続けてはおしっこ出せないよね。ごめんね。
ところで俺はなぜ召喚されたんだい?
世界を救ってくれとかそういうやつかな。
「はいその通りです」
やっぱりね。なんとなくそういうのわかっちゃうんだ俺。
でも俺普通の現代人だよ。
特殊能力とかどういうのくれるの?
「あ、そういうのはないです」
あーないの。ふーん。ないんかい。
「まずは外を見てください」
美少女は俺の手を取って、家の窓の側まで引っ張った。
そこにはなんとも美しい光景が、広がっていなかった。
圧倒的荒野。
すでに終末を迎えている。
ははーん、これはそういうあれか。
終末世界で暮らすっていうやつ。
「私は世界樹の精霊です。この世界をどうか……なんとかしてください」
どうにもならんだろうこれは。
俺は右手で美少女のすべすべの手の感触を味わいながら、左手で頭をかいた。
この先生き残るには。
人は水が無くては生きていけない。
サバイバルでもまずは水を確保しろと言われている。
見た感じこの世界には水場なんて無さそうだ。ゲームオーバーだ。
そろそろ夢から覚めて現実に帰っていい?
世界樹の精霊ちゃんがぷるぷると涙目で首を振った。
泣かないで。
輝かないで。
「この世界を救えるのはあなたしかいません」
いやもうこの世界は壊れてるよ。
美少女がおしっこティーを荒野の中の家で飲ませる世界は、すでに壊れきってるよ。
水すらないよ。
「私のおしっこを提供します」
なるほどね。
水が無ければ美少女のおしっこを飲めばいいじゃない。
正論。
いや待て。おしっこだけじゃダメだ。
人間は食料も必要なんだ。
「私のおしっこで栄養は足りると思います」
え、すごいね君のおしっこ。
さすが世界樹の精霊のおしっこだ。
でも空腹には耐えられないよ。
世界樹の実とかないの。
「実ってそんな……急に何を言うんですかえっち……」
あ、果実はえっちなんだごめん……。
たしかに君の身体にはたわわな果実はついてないね。ちっぱいだね。
え? そういうことではない?
ええと…… 植物が実を付けるには、交配が……。
ああなるほど交配……。それはえっちだ。
これ以上はいけない。
わかったわかった、顔真っ赤にして泣かないで。絵面が危険だから。
セクハラで怒られるから。
とりあえず食べ物は我慢するから。
ね? ね?
「でもあなたがそれを望むのでしたら……」
ストップ! スタァーップ!
ほらベビードールの肩紐外さないで。戻して。そう。脱がなくていいから。
ダメだからそういうの。もっと自分を大切にしなさい。
いいね?
ほら泣かないで。
世界樹の精霊の涙がぽたりと手のひらに落ちた。
それはすぐに固まり、氷砂糖のようになった。
「あっ、私の涙は食べられます」
ほうほう?
俺はそれを口に放り込んだ。
甘い。それでいてスッキリした風味だ。
清涼感の強いハッカ飴のようだ。
なるほど、これで少しは空腹を誤魔化せそうだ。
お腹が減ったら美少女を泣かせればいい。
うん、言葉にするとなかなか酷いな。
また泣いてる?
え? これは嬉し涙?
そうか良かったね。いいこいいこ。
涙飴はいただくね。
差し当たって、水、食料は良しとする。
居住区にしても、この謎の家がある。
荒野の中にぽつりとあるこの家はなんなの?
「世界樹の家です」
なるほど、世界樹の精霊が住んでいる世界樹の家ね。わからん。
ここに住んでいいならここに住もう。
終末世界で美少女と同棲生活。うむ、なんだか興奮してきたよ。
おっと興奮するのはまずいな。
なぜなら今の俺はアダムとイブ状態だ。
俺のヘビが起きて、果実を食べてしまう。
ところで俺の分の服とかないの?
美少女はふるふると首を振った。
「葉っぱならあります」
葉っぱ一枚あればいい。なるほどね、名言だ。
これで俺の衣服はなんとかなった。
なんとかなってはいないが、ひとまずもし観測者がいるならば、ビジュアル的にモザイクは外れたはずだ。
大事なところを隠すと文明を感じる。
気分が高まるとサバイバルのおじさんが言っていたが、本当だな。
ところで君の名前は。
「?」
?じゃなくて。
世界樹の精霊ちゃんでは長いから名前を教えてほしいのだけど。
無いのかな?
無いのなら俺が名付けようか?
これそういうパターンだよね。
「私の名前はマカです」
あ、普通に名前あるんだ……。
って、マカって他の植物だよね。
なんかこう、元気になる植物だよね。
大丈夫?
そんな名前で大丈夫?
「元気になる?」
ああ、なんでもない。気にしないで。
なんかこう変化球だよね。
普通だとユグちゃんとかそういう感じだけどね。
ぐぅ。お腹ががなった。
うん、やはり食料はなんとかしないといけないな。
やはりこれは、果実のために交配しないといけないな。
「ふぇ……やさしくしてください……」
まかせろマカちゃん。
俺はまず棒を取り出した。
そしてそっと、世界樹の花にそれを当てる。
「んっ上手です」
棒の先がてらてらと輝く。
これで雌しべから花粉が取れたはずだ。
そしてそれを雄しべに擦りつけた。
これで受粉完了だ。
「これならば果実ができそうです」
俺は世界樹の花に次々と受粉させていく。
こんな作業していると、まるで虫になった気分だ。
花と言えばもしや蜜があるのでは?
「取っちゃだめです……」
マカちゃんがぶんぶんと手を振った。
ああごめん。花は取っちゃだめだよね。
って、もう最初の方の花は萎れてきてない?
すでにぷっくりと青い果実が膨らみ始めている。
世界樹の成長、とんでもないな。
「すぐに熟れますよ」
真っ赤になった果実を、次々と収穫する。
そしてテーブルの上に並べた。
取っちゃえば熟成は止まるのね。
俺は一つがぶりと齧りついた。
あんまぁーい。
まるでメープルシロップのように、齧ったところからだらりと蜜がこぼれた。
「飲み物をどうぞ」
ありがとう。
ごくごく……こっちもあんまぁーい。
どれもこれも甘すぎるんだけど。
「甘いのは苦手ですか?」
いやそういう問題じゃない。
でも食べるものはこれしかないんだよなぁ。
もにゅもにゅもにゅもにゅ……。
あ、これ一個でお腹いっぱいだわ。色んな意味で。
口直しが欲しい。
そうだ! 葉っぱとかどう? 食べられる?
サラダ感覚でほら。
ちょっと苦い感じだったらいいんだけど。
一枚貰うね。ぶちぃ。
「ぁんっ」
なんで今ちょっとえっちな声出したの。
世界樹の葉サラダを生で頂く。
もぐもぐもぐ。
やっぱりあんまぁーい。
なんだこれ、なんで全部甘いの。
「栄養たっぷりですから」
いや、栄養と甘さ関係ないよね?
糖分だけですよね?
いやまあ確かに人間の必要エネルギーを考えたら糖分ですけども。
甘い物続きだと、しょっぱいものとか食べたいよ。
「塩は苦手です……」
ああそうだね。植物だもんね。
塩害は枯れちゃうもんね。
でも人間は塩がないと生きられないよ。
「?」
いや、?じゃなくて。
種族の違いだからね。仕方ないね。
汗で塩分が出るから、動かないようにしないと。
そうだ、マカちゃんの汗から塩分が取れるかも。
「舐めますか?」
待って。ベビードールの裾持ち上げるのはえっちすぎる。
だめ、だめです。
マカちゃんからもわっと甘い香りが漂った。
あ、これは汗も甘いね。間違いないね。
世界樹は全身甘い、俺は新たな知識を得た。
ところでそろそろ元の世界に戻りたいんだけど。
「戻れません」
そうだね。そういうもんだよね。
だって、世界救うと言ったってすることないじゃん。
美少女と一緒に暮らすというのは、それは素晴らしいけど?
外はどうみても手遅れだよ?
救う対象ないよ?
「あっ人がいます」
マカちゃんが窓の外を見た。
本当だ、キャラバン隊が向かってきている。
人類まだ生きてたんだ……。
でもここに来ても水はないよ? おしっこしかないよ?
「外には泉があります」
へー泉。泉あったんだ。オアシスじゃん。
ちょっとそれ俺も飲みたいんだけど。
糖分入ってない水欲しいんだけど。
「外出たら死にますよ」
死ぬんだ。
俺、世界の救世主なのに外出たら死ぬんだ。
わかった、俺はマカちゃんと生涯を添い遂げるよ。
一生一緒に暮らそう。
「プ、プロポーズですか……?」
マカちゃんは両手を頬に当てて、身体をくねくねさせた。
プロポーズというか、監禁状態だけどね。
強制引きこもり生活だね。
外に出られないとか、ますますいよいよ世界を救うどうこうという問題じゃないよ。
手も足も出せないよ。
「ここで暮らしているだけで、救うことになります」
あ、そうなの?
そういう事は先に言ってよ。
いや、どっちにしろ出られない事には変わりないから、変わらないけど。
キャラバン隊が世界樹の根本に着いたようだ。
泉の水を浴びている。
おい汚すなよ! 貴重な水だぞ!
キャラバン隊の人間がビクンと身体を反らし、キョロキョロと見回した。
そして慌てて泉から飛び出した。
そうだ、汚すんじゃない。
ああもうすでに汚れてしまったじゃないか。貴重な水が……。
人間どもが平伏している。なんだこれは。
これはあれかな。こっちの声が聞こえたってことかな。
おーい!
人間の一人が顔を上げて、手を組んだ。
あれこれ、神かなんかだと思われてる?
泉使ってもいいけど、綺麗に使えよ!
せっかく飲める水を自分で汚してどうすんだよ馬鹿! いいか、わかったな!
……よし、使っていいぞ。
動かなかったので、許可を出す。
人間どもはおずおずと動き出した。
今度は泉の水を汲み、大事に使っている。
「流石です、救世主様」
なるほどな。俺の役目はわかった。
おそらくこの世界の人間はアホだ。
アホどもに声を届け、救うのが俺の仕事ということか。
ん? いい事考えた。
あの人間どもに水を届けて貰えば、俺も飲めるんじゃね?
おーい!
キャラバン隊の人間はビクンと身体を反らし、再び地に伏せた。
俺にも水をくれーい!
そう叫ぶと、キャラバン隊は世界樹に水をかけ始めた。
いや、そうじゃない。
合ってるけどちょっと違う。
「なっ何するんですか……えっち……」
なぜかマカちゃんのベビードールが透けてきている。
だめだこれは!
コンプライアンス的にまずい!
やめろ人間ども! そうじゃない! この家にコップに水を入れて届けるのだ!
人間どもはキョロキョロと顔を見回した。
「家と言ってもアレらにはここはわかりませんよ。お供えして貰えば届きます」
お供え……そういうシステムか。
なんか本格的に俺は神な感じがしてきたぞ。
お供えすると俺に届くらしいぞ! お供えしたまえ!
人間どもは石を集めて祭壇を作り始めた。
ふぅん? なんかそういう感じ?
手製の簡易な祭壇が作り上げられ、そこへ水の入ったコップが置かれた。
置かれた。
うん? で、どうするんだ?
「あのコップを取ってくるのですか?」
そうだ。
しゅるるるると世界樹の蔓が伸びて、コップを掴み、しゅるるるると戻ってきた。
天井からしゅぽんと現れ、コップがテーブルに置かれた。
俺はコップを持ち、水を飲んだ。
うむ! 水だ!
アホ共が泉ではしゃいだせいで、ちょっと泥の味がする……。
でも水だぞ! 甘くないぞ!
「…………」
こらそこ! 対抗意識燃やすな!
パンツ脱ごうとするな! やめなさい!
あ、違う、人間どもの事じゃないぞ。
マカを止めようとしたら、人間どもがぽかんとしていた。
そうだ! 塩漬け肉とか持ってないか人間!
食いたい! よこせ!
おっ! あるのか! ありがたい!
ほらマカ、祭壇に置かれた肉を回収して。
なに膨れ面してるんだ。
ほら早く!
テーブルの上にぽとりと塩漬け肉が置かれた。
俺はそれを一口齧る。
しょっぺー! しおっぺえ!
塩漬け肉はスープに入れて使うものだ。
そのまま齧ったらめちゃくちゃしょっぱい。
しかし、今はこのしょっぱさが嬉しい!
ちょうど水もあるしな!
むぐむぐむぐ。
なんだよ。
なに泣いてるんだ。泣いてもあげないぞ。塩だからいらないだろ。
涙の飴をテーブルに並べてどうした。
なに? これも食えって?
あとで食べるよ。
おい、口に押し込むな。
むあ!
塩漬け肉と甘い飴のコラボレーション!
なにすんだこの!
「むぅー」
急にすねやがって。
それにしても、こうして貢物が受け取れるなら楽しめそうだ。
そうだ、お返ししないとな。
この世界樹の実を人間どもにあげよう。
「私と救世主様の愛の結晶なのに……」
違うでしょ! そういうものではなかったよね!?
ほら、これを運んで上げて。
蔓がシュルルと世界樹の熟れた実を掴み、ニュルンと天井へ消えていった。
よしよし良い子だ。
人間どもの反応は?
お、手を組んでいる。いいんだ、受け取ってくれ。
齧りついた者が涙を流している。
こんな世界だから甘味は貴重なんだろうな。
激甘だから心配だけど。
「わっわわわわっ」
なに急に慌ててるの?
ん? 火?
火が怖いのか。でも泉の水もあるし、世界樹自体も水々しいから平気でしょ。
燃えなくても熱いのは嫌?
まあ確かに……やけどは嫌だな……。しかたない、話しかけてやるか。
おおい人間たち! もうちょっと火は離れて使ってくれ。
うん、そうだ。
世界樹が火を怖がっているからな!
え? それじゃ俺は誰だって?
俺は世界の救世主だ。
そうだ救世主だ。
ちゃんとここに存在してるぞ。外には出られないけどな。
果実のお礼にスープを作る?
そりゃありがたい。
「熱いのは嫌ですっ」
ああ、熱いのは持てないらしい。
だから冷まして、うん。そこに置いておいて。
良かった人と交流できて。
え? ここに住んでいいかだって?
どうなんだ?
「世界樹はそのために存在してます」
世界樹の精霊が、ここに住んでいいってよ。
良かったな人間たち。
そうだ感謝するんだぞ。
ちなみに世界樹の精霊はつるぺたロリだぞ。
「───ッ!!」
ぐいぐいと腕を引っ張られて抗議された。
え? なに? 今後成長するの?
俺はそのままの姿でも好きだぜ!
どうしたんだ顔を膨らませて。成長するの?
信心で成長する?
人が増えて頼られると成長するとかそういう?
「大事にされると大きくなります」
ああ、わりと普通の意味で。植物として。
生き物が増えると栄養が増える。
なるほどうんこか。
なにぷるぷるしてるの?
ごめん。ごめんて。はいはい廃棄物ね。
しかしなんでこう、荒野になっちゃったんだろうな。
「世界樹は広い範囲から栄養を集めて一箇所に集めるものなんです」
え? じゃあこの一帯が荒野なのって世界樹のせい?
元凶じゃん! おまえ元凶じゃん!
違う?
一箇所に栄養を集めるシステム?
ふうんなるほどね。
それで集めた栄養で甘々になるのね。
栄養集めたわりにはぺたんこだね。
うん、これから成長するのね。わかったわかった。
ところでそろそろ一旦、夢から醒めていい?
続きはほら、また明日からさ。
夢じゃない?
いやいやほら、ほっぺたつねったら起きるよ。
痛いね。普通に痛いね。
じゃあ本当に?
一生ここで引きこもり生活するの?
「はい」
はいじゃないが。
わかったよ。覚悟決めたよ。
人間どもから貢がれて生活していけばいいんだね。うん。
人を集めて、世界樹を大きくすればいいんだね。
わかったわかった。
それで後はなにをすればいい?
「交配してください」
なぜ赤くなる。
交配って、また世界樹の花から実を作ればいいんでしょ。
そのくらいなら全然かまわないさ。
「私と交配してください」
う、うん……。そうね……。
もっとマカちゃんが大きくなったらね……。
だからほら、裾をめくるのはやめなさい。