12.ヒロインの現在進行形【ヒロイン視点】
あの・・・
やく一年ぶりの更新となり・・・ます・・・
申し訳ありませんんんんん!
久しぶりでしたので、短めのヒロイン視点となりますが、読んで頂けると嬉しいです。
完結までもう少しの予定ですので、もう暫くこの世界を楽しんで頂けますよう・・・
私の名前は、井上 瑠璃花
異世界に召喚されて早2年
私は今、異世界の学校に通っています!
そしてーーーーー
学校で出会った、とっても素敵な女の子とお友達になったの!
その子の名前はアリスちゃん!
可愛くて、可憐で、魅力的で、本当に可愛くて可愛くて可愛い、とっても素敵な女の子!
そしてね!
なんだかんだあってクラスメイトに襲われちゃった瑠璃花のもとに、颯爽と現れて助けてくれたのが、アリスちゃん!
もう!もう!アリスちゃん最高にカッコよすぎるよ!(>▽<)
だけどそのアリスちゃんの口から、私の恋人が王家に携わる人かもしれないと聞いて、瑠璃花動揺しちゃった!
イリアさんが王家の人って、どういうこと?!
私と彼は、これからどうなっちゃうんだろう☆
・・・なんて少女漫画じゃないんだからあああああ!
少女漫画風に現実逃避してみたけど、恥ずかしいだけだったあああああ!
なんで少女漫画の主人公って、恥ずかしげもなく心の声を垂れ流しにできるんだろう!
私には無理い!無理いいいいい!!
「ルリカ!ルリカ?!どうしたの、落ち着いて?!!」
困惑している私をアリスちゃんが心配してくれていました・・・
「アリスちゃん・・・心配してくれてありがとう・・・」
アリスちゃんの優しさに思わずウルッと涙腺が緩む。
そしてその柔らかな身体にギュっと抱き着くと、速攻で引っぺがされました・・・
アリスちゃんの婚約者を名乗る男に・・・
彼はクラスメイトの、リュシオン・エル・ルークスくん
名前に国名が付いているってことは、王族の人なのかな。
興味がないから知らないけど。
私のストーカーの中にはいなかったようだけど、男は一部を除いて信用できない。
「・・・何するの?」
「君こそ何をしようとしていたのかな?」
お互い笑顔でにらみ合っていると、アリスちゃんがオロオロと心配そうにしています。
オロオロしているアリスちゃん可愛い!
だけど、心配を掛けたくないので、今回は大人しく食い下がることにします。
だがしかし!
今回だけだぞ!リュシオン・エル・ルークス!
彼をジト目で睨んでいると、その彼から声を掛けられました。
「ところで・・・ルリカ嬢の恋人の事ですが・・・その方は女性のような話し方をされているのですか?」
「そうだよ。おネエだもん」
「その方の名前と外見を教えて頂けますか?」
「・・・どうして?」
「心当たりが・・・あるかもしれないので・・・」
心当たり・・・?
私は彼の言葉に眉をひそめる。
この国の王族が、イリアさんの何を知っているっていうの?
そしてアリスちゃんは驚いて目を真ん丸にしている。
そんな表情も可愛い!
「その方をご存じなの、リュー?」
「ああ・・・多分だけど・・・」
「・・・・・・」
二人だけの会話と雰囲気が面白くないので、割り込ませて頂きます!
「私の恋人の名前は、イリア。イリア・ラテ・ノヴァさんだよ。蜂蜜色をした綺麗な髪の美人さんなんだよ!」
「イリア・ラテ・ノヴァ・・・やはり間違いなさそうだな・・・」
自分の恋人をドヤ顔で紹介したのに・・・
この野郎。
イリアさんの名前を呼び捨てにしやがった。
黒いオーラを発しながら、アリスちゃんの婚約者だと名乗る男を睨み付ける。
だけど、彼の次の発言に私は唖然とした。
「イリア・ラテ・ノヴァ。それは、今代の王弟の名。僕の叔父の名だよ」
・・・?
・・・??
・・・???
お・・・じ・・・?
とうことは、この男はイリアさんの甥っ子ってこと・・・?
この嫌味な奴が・・・?
イリアさんと似ても似つかないコイツが・・・?
そしてーーーーー
『叔父』
なんてイリアさんに似合わない言葉なんだろう。
イリアさんが・・・イリアさんが叔父さん・・・
私は真っ白になり、思考が停止した。
「ルリカ・・・?あらショックを受けたみたい。固まってしまっているわ」
「まあ叔父と言っても、父上とは年が離れているから、どちらかというと僕との方が年齢が近かった筈だよ。あまり会ったことがないから覚えていないけれど・・・」
「でもその・・・叔父様?も、女性の言葉を話して、蜂蜜色の髪をしているのでしょう?リューの予想が当たっている可能性は高いのではないかしら」
「魔法も使えるようだし、ほぼ間違いないだろうね」
淡々と進んでいく会話に、私はフリーズしっぱなしです・・・
え、あのイリアさんが、王様の弟で・・・?
本物の王子様だったと・・・
いや、凄く似合うけれど!!!!
似合うんだけどね?!!
でも!!!!
聞いてない!
聞いてないよ、イリアさああああん!!!!!?
久しぶりの更新でしたが、いかがでしたでしょうか。
書いていた当人も話の内容を忘れていたので、続きを書く前に読み返しておりました。
キャラが変わっていたりとかはないと思いたいのですが、もうホント色々申し訳ありません(吐血)
続きも、なるべく早めに投稿したいと思ってありますので、引き続き、宜しくお願い致します。