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詩全集3

LOST・MOMENT

作者: 那須茄子

あれはなんだかちょっと怖い


いつもいい予感しかしないのに

今日起きてみれば

心の奥をなにかが不安にさせている


何気ない流れ

そう同じ流れ方

左右隣に歩く皆んなは相変わらず

笑って楽しそう

そっかあれはきのせいか、、







風が妙に吹きすさぶ

気付けば壊れた人形が散乱していた

やけに静かな辺りを私は見回す

皆んなはどこ

さっきまで居た

間違いなく居たはず




風車が音もなく壊れるように

これもそうなんだろう

なにも通用しない

無力を呪うことしか課せられず

私は私は

皆んなを

見殺しにした





瞳はもう開けていられない

血しぶきがあまりに飛びすぎて

目に入り込んで痛いから


それにもう見たくない

見知った顔を見つけてしまうのが

恐ろしい







私を見送ってくれない



いつもいい予感しかしないのに





遠のく声

指先からこぼれる時間


あの微笑みは

今どこに

散る

まるで星々のように

届かぬまま

輝いているの






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― 新着の感想 ―
ホラーチックポエム、に思えて現実の事象心象を脚色した様にも読めるのががが…… 
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