1game ゲームのゲーム
今日もゲームをログアウトするはずだった…
僕、高校生の杉原俊哉はゲームをしている途中に永遠の眠りにつかされた……???によって。
ゲーム内のtopを倒せば眠りから覚めることを知った僕は、このゲーム世界の‘ゲーム’でレベルを555にする。
これは、どうしても目を覚ましたい自分のゲーム物語である。
------4月1日------
目が覚めると、画面でよく見る世界の中に僕はいた。
そう、今はやりの‘バトルバトル’の中だ。
視界には小さい女の子が一人と綺麗な空が見える。
そして、周りは少しざわついている。
「ねぇ、ねぇ、お兄さん。大丈夫?」
そう聞こえてすぐに僕は起き上がった。
「ごめんね。心配かけちゃって。大丈夫だよ」
「よかった。今日は午後から雨が降るらしいから気を付けてね。」
そういって女の子は立ち去った。
よく看板を見るとここは、人が多いセントラルパーク(中央公園)らしい。
その真ん中で僕は寝ていたようだ。はずかしい。ここを離れよう。
そう思って、この公園から出ていった。
街を歩いているとたくさんのお店、高い建物があった。
その中には、東京スカイツリーのような、エッフェル塔のようなとにかく高い、ランドマークがあった。
この後、ゲームではかわいいお姉さんと対戦をするのだが、対戦をするのに必要な、スマホを今、持っていない。
仕方なく、恥ずかしながら迷子センターに行くことにした。
「お兄さん、どうされましたか。迷子をお探しでしょうか」
そこにいた職員のおばさんが話を掛けてきた。
「いいえ、まぁ、いろいろありまして僕が迷子になって今いまして」
おばさんは、クスッとわらった…失礼やなっ
「スマートフォンはお持ちでしょうか」
「いいえ、無くしました」
そもそも持っていなったが、最初からないなどいったら怪しまれる。
「では、身分証明が出来ないので、新しいスマホをお渡しします。」
そういってスマホを渡してきた。白色の薄いスマホだ。
「これに入れられた情報はすべてあなたの物です。」
僕はほっとした。…変にさぐられずによかった。
情報は個人情報みたいなものだった。
-----かかれていたものは以下のことである。-------
1.地区番号(4)住所(41-7-818)学校(雷早学園)
2.level(1)
3.顔写真
4.このスマホの使い方等
5.levelの仕組み
------このスマホの使い方-------
1.このスマホを再配布、新調は申請すれば可能である。
2.ただし、大会参加中はこのスマホの再配布、新調は出来ない。
3.支払いはすべて、このスマホで行う。
-------levelの仕組み---------
1.自分より上のlevelの人に対戦で勝った場合のみlevelが昇格する。
2.また、同じlevel、下のlevelの人に負けた場合は戦績などに応じて下がる。
3.levelの最高値は555(only top)で常に一人だけ存在するようにしなければならない。
という感じだ。
‘バトルバトル’にとても似たルールで、現実要素が入ったって感じだけだ。
これを読んだ後に僕は迷子センターから出ていった。
5分後には家に着いた。意外と町の中心部に近いようだ。学校の場所などもしっかりと地図で確認しておいた。明日からは学校が始まるらしい。幸い一学期からスタートなのであまりしんぱいはするひつようがなかった。その日は早く風呂に入って、明日に備え早く寝た。