異世界での目覚め
「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?」
何度も問いかけられる。正直うるさいので直ぐにでも
返事をしたいのだが、声が出ない。
あぁ…これが死ってやつか、、
ー目を覚ますと見知らぬ部屋に居た。
「なんだ?俺は確かに死んだはず…」
「お〜い、ヒロト!早く出てこいよ〜!」
部屋の外から大きな声が聞こえた。
声の感じ的にまだ子供ぐらいだろう。
そう考えていると勢いよく扉が開かれた
「おい!起きてるなら返事ぐらいしろよ!」
俺は頭が真っ白になった。
俺に子供はいないし、知り合いでもない。
そして何より、ヒロト というのは俺のようだ、
「わ、わりぃわりぃ…ちょっと考え事してて…」
「考え事?まぁ…いいや。次からはちゃんと返事しろよ?
それはそれとして、朝ご飯できてるから早く食べに来いだってさ。」
「わかった。ちゃんと食べに行くよ。」
訳もわからないが、とりあえず受け答えをして
その場を治めた。
「じゃあ、俺はもう行くからな。」
そう言うと、その少年は部屋から出て行った。
「状況を整理しよう……この体はヒロトって奴の物で、俺はこの体に転生した……」
自分で言っていて全く意味がわからん。