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嫌韓の出発点

「嫌韓の出発点2002年日韓共催ワールドカップで何が起きたのか」を思い出した。

 日韓共催W杯開催前、知韓派は、「日韓共催W杯で韓国を嫌う人が急激に増えるだろう」と予見したが、予見は、無視され、差別だと罵倒された。

 徐々に空気が変わりだしたのは開会式だった。開会式で、韓国は共催にも関わらず日本の要素をすべて排除し、露骨な韓国アピールをした。

 そして、グループリーグ第二戦、アメリカ対韓国戦で問題が発生した。

 同点ゴールを決めた韓国のアン・ジョンファンが「スケートパフォーマンス」を行った。

 これはソルトレークオリンピックのスピードスケート、ショートトラック1500m決勝において、韓国の金東聖が1位でゴールしたにもかかわらず、2位のアメリカ代表アポロ・アントン・オーノの走路を妨害したという理由で失格となり、金メダルを失った事に韓国側が「誤審である」と抗議した事件を発端とし、その後10年近くもオーノ選手が韓国人から脅迫を受け続けるという問題にまで発展した事件。

 要するにアン・ジョンファンは、アメリカ戦でのゴールにおいて、「仕返し」とばかりにスケートをするような動きのパフォーマンスを行ったのだ。

 決勝リーグでの日本対トルコ戦でも問題が発生した。

 韓国人はトルコの応援どころか「日本が負けること」を期待し日本チームへ罵声を浴びせ続けた上に、日本がトルコに負けてベスト8進出を逃すと、韓国チームがベスト8進出した事よりも喜び、それをネットを通じて多くの日本人が目の当たりにしたのだ。

 そして、明らかに不自然なジャッジと露骨に暴力的な韓国チームのプレイがポルトガル戦、スペイン戦と立て続けに起こり、不信と疑惑の眼差しは徐々に軽蔑の眼差しへと変わっていった。

 更に次のイタリア対韓国戦前日に問題がおきた。イタリアの神経戦は試合前から熱かった。イタリアの選手団と記者は、韓国が「地の利」をあまりにも享受しすぎていると不平を言った。選手団は特に、レッドデビルズの会員が試合前日に「AGAIN1966」というカードセクションを応援座席に準備したことに対し「公正でない処置」としてFIFA側に抗議した。

 イタリア代表の関係者は「試合当日でもない前日に観衆が応援準備のために競技場に入るということ自体が間違っている」とし「FIFA側から『今後こうしたことがないようにする』という返事を受けた」と伝えた。これに対し大田ワールドカップ競技場安全統制本部の関係者は「最近のようなムードのなか、これを禁じるのは難しい」と短く答えた。この1966とは西暦1966年の事、イタリアが当時のワールドカップにおいて北朝鮮に敗北し、イタリア国内で選手達が激しい批判に晒された年だった。要するに韓国人達は、イタリア戦前日の練習中に大挙して押し寄せ、イタリアチームに対して運営ぐるみの組織的な嫌がらせ、今で言う「ヘイトスピーチ」を行ったのだ。その後に起きた事は動画にある通り、これによりネット上における日本人の嫌韓は決定的なものになります。

 そしてあまりにも酷すぎたイタリア戦後から、世界的に韓国の行いへの批判が噴出した。イタリアサッカー協会からの公式抗議、(日本と韓国を除く)世界各国のメディアからの激しいバッシング、更にイタリア代表のトッティ選手が「審判を変えて最初からワールドカップをやり直すべきだ」との批判を行いそれが世界中に報道された。

 これを受けてFIFA会長が異例の会見を行ったが、それで批判がおさまるわけも無く、次のドイツ対韓国戦では直前になって、イタリア戦で数々の疑惑の判定をしたバイロン・モレノ主審が理由の説明も無く突然別の審判に交代した。

 一方、韓国のサポーター達は、ドイツ戦直前に「謹んで敗者の冥福を祈ります」と書かれたボードを掲げた。

 韓国の行いに対する世界的なバッシングと韓国人による非常識な「応援」の数々を受けて、日本のネット上である動きが発生した。

 当時新たな試みとして、使われていない競技場を試合中にファン達に開放し、競技場の大スクリーンで試合を中継し臨場感を体験しようと言う「パブリックビューイング」と呼ばれるイベントが日本の国際試合では始めて行われたのだが、ここで「韓国の不正を日本のメディアを通じて訴えよう」という計画が持ち上がったのだ。

 当時の様子は、「ワールドカップPublicViewingin国立競技場」というサイトに画像付きで掲載されていたのだが、残念ながら今はもう存在しない。

 何が起きたのかをざっと書くと、ネットでの呼びかけにより日本人を中心とした複数の国の人々が横浜の国立競技場に集まり、「公平なジャッジを」という横断幕やプラカードを掲げ、取材に来ていた日本の報道陣にアピールしたのだ。

 しかし、これに対して取材に来ていた日本の新聞社やテレビ局は驚くべき行動に出た。

 なんとこの抗議集団を完全に無視し、韓国を応援する集団のみを取材、挙句の果てにはこの集団をプラカードや横断幕が判別できない位置から撮影し、あたかも韓国を応援する集団であるかのように報じたのだ。

 この事件がネットを通じて広まると、そこで新たな共通認識ができた。

 「韓国の行いも問題だが、それ以上に日本のマスコミが異常すぎる」と。

 実はイタリア戦辺りからマスコミの異常さはネット上で徐々に問題になりつつあった。

 当初は韓国の行いに批判的だったコメンテーターなどが急に批判をしなくなり、テレビでは「韓国を応援しよう」というフレーズがあらゆる番組で繰り返し報じられ、あたかも韓国は実力で決勝リーグを勝ち残ったかのように語られだしたのだ。

 そしてドイツ戦頃になると、まるで韓国を批判する事が悪であるかのような空気が出来上がった。

 当時からドイツチームのファンだった明石家さんまさんが、ドイツチームのユニフォームを着て日本テレビ系列の番組に出演したところ、いくつかの新聞から大バッシングを受け、挙句になぜかフジテレビ系番組から一時的に干され、最終的に公式に謝罪をさせられるという、あまりにも異常な事態が発生した。

挿絵(By みてみん)


 「2002年FIFAワールドカップの韓国の審判買収疑惑に飯島愛が物申す」放送後、故飯島愛さんは数年にわたってほぼ全てのテレビ局から干された。

挿絵(By みてみん)


 こうしたメディアの異常な行いが続いた結果、ネット上ではっきりとした嫌韓の流れが出来上がるとともに、メディアに対して何かしらの抗議をしようとの動きが当時の2ちゃんねる上で発生。

 特に韓国擁護が露骨だったフジテレビに対し、後に「湘南ゴミ拾いOFF」と呼ばれる抗議行動が行われた。

 これはネット発の始めてのメディアに対する抗議行動だった。

 こうした様々な抗議行動に対し、メディアの取った態度は「黙殺」或いは「嘲笑」だった。

 そして更に、その後テレビや新聞は「韓流ごり押し」を行うようになり、日本人に「韓国を好きである事」を強要していく事となった。

 そして2002年のワールドカップでの韓国の行いを切っ掛けとして、このマスコミによる強要が更なる反発を生み、更にネットを通じて伝わってくる様々な韓国発のニュースから、マスコミの伝える情報とのギャップなどによりマスコミへの不信感もどんどん膨らんでいった。

 出発点はW杯での韓国の行いであり、状況を悪化させたのはその後の韓国の行いだけでなく日本のマスコミの態度だった。

〔参考〕

 全世界の視線が韓国-ドイツ戦に注がれた。ドイツは事実上休日同然で、与野党指導者が勝利を確かめる会合を行ったりした。韓国のベスト4入りに驚いた欧州の各マスコミは「韓国バッシング」に出た。

 韓国-ドイツ戦が始まった25日午後1時30分(現地時間)から約2時間、ドイツの会社員らはほとんど仕事を中断した。大部分の企業では社員らがホールや休憩室に集まり、試合を見守った。ドイツ自動車協会(ADAC)は「準決勝が行われる時間帯には故障申告に対する出動が遅れる」と加入者らにあらかじめ通告した。官公庁や銀行なども試合中には顧客相談を避け、各学校では授業を短縮、学生らを早く帰宅させた。

 イタリア戦までは韓国の躍進を高く評価していた英国マスコミが態度を変えた。デイリーミラー紙は「ドイツチームに祝杯を-驚くほど運のいい開催国の信じられないストーリー」という見出しの24日付の記事で「韓国は審判のおかげで4強入りした」とし「(実力が不十分な)韓国が準決勝に進出したのは『ブラックコメディ』であり、このためワールドカップ(W杯)は意味をなさなくなった」と非難した。記事は「韓国チームが敗退する瞬間まで、もう一杯!」という文章で結ばれていた。

 ロシアのある有力日刊紙は「ブラッターFIFA会長が、韓国チームの準決勝進出のため手段と方法を選ばずに手助けした」と非難した。また別のスポーツ紙も「審判のホイッスルがスペインを殺し、韓国を4強に押し上げた」と書いた。

〔補足〕

 2002.06.2522:27

 2ch湘南ゴミ拾いオフとは、2002FIFAワールドカップのフジテレビの偏向報道に対して行われた抗議活動である。

 2002/07/03以前

 2ちゃんねるでフジテレビのワールドカップの偏向報道が批判され、関連スレが立つ。

 W杯3位決定戦で韓国に勝利したトルコの表彰シーンを放送しなかった。このことはトルコのニュースでも報じられ、後にフジテレビも謝罪したが、Live以外でもカットしたことを「時間の都合」と片付けるなど疑問が残る。

 韓国の悪質なファールや韓国有利の誤審が集中した等、W杯でアジアの地位を貶めた韓国を擁護しつづけ、視聴者の抗議を嘲笑した。

 2002/07/04

 それに対する抗議の意味として「フジテレビの湘南のゴミ拾いイベント前に湘南のゴミを拾い尽くそう」と案が出る。議論の末、江ノ島(片瀬西浜)のみのゴミを拾い尽くすことに決定。

 フジテレビの毎年恒例の「27時間テレビ」でその年は「湘南1万人のごみ拾い」というイベントがあった。それを先回りして、フジが来る前にゴミを拾い尽くして面子をつぶそうという目論みである。また、ユニフォームやプラカードでフジテレビの偏向報道への抗議も行われた。

 2002/07/05以降

 数百人の「2ちゃんねる」利用者がゴミ掃除に参加し、7月5日~7日までゴミ拾いを続ける。

 7日午前6時までに本当に海岸のゴミを拾い尽くして、世界で一番きれいな浜になる。

 事実上の公式サイトであったfuji27さんのHPが通信機器の異常により更新不能になる。

 フジテレビで江ノ島の(ライフセーバーによる)ゴミ拾いの様子が紹介される。

 フジテレビは「2ちゃんねる」利用者たちの行動には一切触れず、全てフジの手柄だと主張するように思わせる報道をする。

 「2ちゃんねる」利用者の一部が抗議の電話をする。その際、フジテレビの相談窓口の対応の悪さが問題となる。

 江ノ島のゴミ拾い映像がLIVEではないとの疑いが出る。

 フジテレビで視聴者からのメールが紹介される。「前日から頑張ってくれた人もいたようです。ありがとうございます。」という内容。あくまで手柄を自分のものにしたいらしいフジテレビに関連スレで不満が噴出する。

 事実上の公式サイトであったfuji27さんのHPが削除される。

 湘南、新宿で打ち上げOFFが行われる。

 様々なメディアでゴミ拾いのことが紹介される。

 また、これに関連して明石家さんまが「ドイツ対韓国戦」で、ドイツ代表のユニフォームを着て日本テレビ系列の番組に出演したところ、一時フジテレビの冠番組から干されるという事態になった。

 明石家さんまは新聞などで「さんまは韓国の敵」と非難され、後に電波で釈明させられた。

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