表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方淫戯録〜幻想郷イチャイチャ生活〜  作者: 如月 愁
第5章 未来へ・・・
82/82

第七話 七武将の五人目~七人目

何かすごく久しぶりな気がする……

あ、書き方や雰囲気が変わっているのは4年ぐらい経っているせいにしてください。

作者が悪いですけど時間が悪いんです。


なぜ五人目から七人目まとめているかって?

これ以上長くしたくなかっt……

あと普通にこの話読者にとってもあまり面白くないだろうなと…


長くなりましたがでは、どうぞ。

ちなみに8500文字あります。

七武将の五人目

加川重憲 別名魔王



四人目の件が片付いてから数日後——


幻想郷、博麗神社。


愁「さて……次は五人目だ」


霊夢「またよからぬことを考えているわね」


愁「(にこ)」


霊夢「……その笑顔が一番怖いのよ」


レミィ「愁~次は誰なの?」


愁「……加川重憲。あだ名、魔王」


フラン「魔王? お兄様じゃないの」


愁「僕は神だから違うよ」


フラン「そっかー」


霊夢「(神と魔王の区別があやふやになってきた……)」


────────────────────────────────────────────

幻想郷の縁側にて。

愁は足をぶらぶらさせながらスマートフォンをいじっていた。


レミィ「……ねえ、何調べてるの」


愁「加川の実験記録」


レミィ「どこから手に入れたのよ」


愁「紫さんが昨日くれた」


紫「(スキマの奥から)良い使い方をしてくれるといいけどね~♪」


霊夢「(あの人、どこでも出てくるのよね……)」


────────────────────────────────────────────


愁はスマートフォンの画面をじっと見つめていた。


加川重憲の実験ノートのデータだ。

神経強化、筋肉増幅、感覚遮断——

本人いわく「人間を超えるための研究」らしいが、配合は完全にでたらめだ。


愁「(……あと三回、同じことをしたら死ぬな、これ)」


妖夢「愁さん、何かわかりましたか?」


愁「うん。こいつ、自分で自分の首を絞めてるよ」


妖夢「え?」


愁「実験の配合が間違えてる。本人は気づいてない。あと三回同じことをしたら心臓が止まる」


霊夢「……じゃあ、放っておいたら勝手に死ぬんじゃないの」


愁「でも、三回やるかどうかわからない。そこが問題なんだよね」


レミィ「……つまり?」


愁「背中を押してあげようかと思って」


────────────────────────────────────────────

霊夢「(この子、本当に怖いわね……)」


フラン「(さすがお兄様!)」


妖夢「(愁さんは一体何者なんですか……)」


────────────────────────────────────────────


現実世界——加川重憲の自室。


夜中の一時。


加川は机に向かって実験ノートを広げていた。


今日の実験で体がだるい。

でもまだ足りない。

自分の体を「完成形」に持っていくためには、まだまだ先がある。


そのとき——

パソコンに一通のメールが届いた。


差出人不明。


件名は「神経強化薬物の最適解について」。


加川「……なんだこれ」


メールの内容は、加川が今取り組んでいる実験の——「正しい配合比率」らしき計算式だった。


加川「(……これは、俺の研究を知っている誰かが……?)」


計算式を見ると、自分のレシピより遥かに「完成度が高く」見えた。


加川「(……これを使えば、もっと早く完成形に近づける……)」


もちろん加川には気づけなかった。


それが、死に向かってじわじわとズレた計算式であることに。


────────────────────────────────────────────

幻想郷。


霊夢「……で、そのメールを送ったのは誰かしら」


愁「(ニコ)」


霊夢「……やっぱり」


妖夢「愁さん……あなた、本当に怖いですよ……」


愁「流血はないよ?」


妖夢「そういう問題じゃないです……」


レミィ「(愁ってたまにこういう顔をするのよね……でも……)」


レミィ「(……なんでかしら、そういうときのほうが頼もしく見えるの)」


フラン「お兄様、次は何するの?」


愁「待つだけだよ」


フラン「待つだけ?」


愁「うん。あいつは必ずそのレシピを使う。自分を疑わないやつだから」


────────────────────────────────────────────

現実世界——数日後。


加川は三回、「改良レシピ」を使って実験を行った。


一回目——体が少し熱くなった。いい感触だ。


二回目——心拍が上がった。でも大丈夫。想定の範囲内だ。


三回目——少し頭が痛い。でも成果は出ている。まだいける。


そして四回目。


いつも通り、針を刺した。



朝になっても、加川は目を覚まさなかった。


昼過ぎ——救急車のサイレンが鳴った。


加川の部屋の方向から。


────────────────────────────────────────────

夕方——


愁のスマートフォンに短いメッセージが届いた。


紫からだった。


「五人目、終わり♪」


────────────────────────────────────────────


霊夢「……で、どうだったの」


愁「終わったよ」


霊夢「……」


レミィ「……愁」


愁「なに?」


レミィ「(そっと手を握る)……お疲れ様」


愁「……ありがとう、レミィ」


フラン「次は?」


愁「……次は六人目だ」


────────────────────────────────────────────

第七.二話 七武将の六人目

矢黒長介 別名闇医者



幻想郷——博麗神社、居間。


妖夢「……愁さん、大丈夫ですか」


愁「うん。大丈夫だよ」


妖夢「……本当に?」


愁「本当に大丈夫だよ」


霊夢「(本当に大丈夫かどうかがこっちにはわからないのよね、この子は……)」


────────────────────────────────────────────


レミィが隣に座ってきた。


レミィ「……ねえ、愁。正直に言ってよ」


愁「え」


レミィ「次の六人目のこと、思い詰めてるでしょ」


愁「……」


レミィ「黙った」


霊夢「やっぱりそうじゃない」


愁「……思い詰めてるっていうより、考えてる。こいつだけは少し複雑だから」


レミィ「どういう意味?」


愁「……こいつが、妹を」


────────────────────────────────────────────


霊夢「……そいつが?」


愁「矢黒長介。六人目。こいつが僕の妹を殺して、記憶を失わせた」


フラン「(……お兄様……)」


妖夢「……」


愁「(静かに)だから複雑なんじゃなくて——こいつだけは、ちゃんと終わらせたい。適当じゃなく」


レミィ「……愁」


愁「大丈夫だよ、レミィ。ちゃんと考えてるから」


────────────────────────────────────────────


翌日——


愁は紫に呼ばれて、スキマの向こう側にある広い部屋にいた。


紫「……来たわね。矢黒長介の件でしょ?」


愁「はい。情報をもらえますか」


紫「もう集めてあるわよ」


愁「さすがですね、紫さん」


紫「褒めても何も出ないわよ。……でも愁、あなたの顔が少し違うわね」


愁「そうですか」


紫「こいつは……特別なのね」


愁「……はい」


────────────────────────────────────────────


紫はスキマから分厚いデータを取り出した。


紫「矢黒長介のプロフィールは知ってるわよね。父は大学病院の院長、母は薬物取り締まりのトップ。両方のコネを使って薬物の売買をしている」


愁「はい」


紫「一度逮捕されているけど父の権力で揉み消された。それも記録に入ってるわ」


愁「……それは知ってます」


紫「でも——これは知らないでしょ」


愁「……」


紫は一枚のファイルを渡した。


愁「(目を通して)……これは」


紫「矢黒が使った記憶消去薬物の配合と——投与記録ね。あなたの妹に使ったものと、同じ薬よ」


愁「(静かに)……証拠として使えますか」


紫「完璧に使えるわ。これを持っていれば、どんな権力があっても揉み消せない」


愁「……ありがとうございます、紫さん」


紫「礼は終わってからでいいわよ。……で、どうするつもり?」


愁「まず取引ルートを潰します。次に証拠を送りつける——でも父親のコネが効かない部署に」


紫「具体的には?」


愁「矢黒の母の職場は薬物取り締まりのトップ。でも、そこには情報が流れてる。だから——同じ省庁の、矢黒の家とコネがない別の部署に直接送ります」


紫「……なるほどね。父親には対抗できても、全方向は守れないってわけね」


愁「はい。あと——取引の日時と場所も同時に流します。現行犯で押さえれば、父親が動く前に証拠が揃う」


紫「(少し微笑んで)愁、あなたいつからこんなに頭が回るようになったの」


愁「紫さんの隣にいたら自然と」


紫「……それは素直に受け取っておくわ」


────────────────────────────────────────────

現実世界——数日後の夜。


矢黒は取引現場にいた。


夜中の二時。

人気のない倉庫。

いつもの場所、いつもの時間。


——のはずだった。


矢黒「(……なんか、嫌な感じがするな)」


そのとき——倉庫の出口に、懐中電灯の光がいくつも見えた。


矢黒「……!」


警察だった。


しかも見慣れない部署の制服だった。


矢黒「な、なんで——!」


逃げようとしたが、もう遅かった。


────────────────────────────────────────────


愁はのんびりお茶を飲んでいた。


霊夢「……もう動いたの」


愁「うん。たぶん今頃捕まってるよ」


レミィ「相変わらず手が早いわね」


愁「待つの、苦手だから」


霊夢「それで終わりじゃないでしょ。父親が動くんじゃないの?」


愁「動く前に証拠を送った。矢黒の家とコネがないところに——妹への投与記録も含めて全部」


霊夢「……全部?」


愁「全部」


────────────────────────────────────────────


矢黒の父親が病院の不正経営を理由に捜査対象になった。


翌々日——


矢黒は保釈されたが、自宅には戻れなかった。


財産は凍結。

病院も閉鎖の危機。

母親は辞職。


矢黒の「権力」は、跡形もなく消えた。


矢黒は一人になっていた。


取り巻きはいなくなった。

権力もなくなった。

薬物の仕入れルートも潰れた。


実験台もいない。


なら——自分だ。


矢黒は、部屋に残っていた「最後の薬」を取り出した。


これさえ打てば、何かが変わるかもしれない。

これさえ使えば、まだやり直せるかもしれない。


────────────────────────────────────────────


矢黒は目を覚まさなかった。


父も母も、そのとき捜査の対応で手が離せなかった。


異変に気づいたのは、昼になってからだった。


────────────────────────────────────────────


その夜、愁は縁側に一人で座っていた。


レミィが後ろから来て、黙って隣に座った。


しばらく二人とも何も言わなかった。


夜風が吹いて、木の葉が揺れた。


レミィ「……終わった?」


愁「……終わった」


レミィ「……」


愁「……なんか言って、レミィ」


レミィ「……お疲れ様。よく頑張ったわ」


愁「(少し笑って)……ありがとう」


レミィ「(そっと肩に頭を乗せて)……もう一人よ」


愁「……うん。もう一人」


────────────────────────────────────────────


霊夢「(遠くから二人を見て……)(……あの子、こういうときだけ素直になるのよね)」


妖夢「霊夢さん、覗いてますよ」


霊夢「覗いてない、偶然見えただけよ」


妖夢「同じことです」


────────────────────────────────────────────

第七.三話 七武将の七人目、そして終わり

坂本健一郎 別名大魔王



幻想郷——博麗神社。


フラン「ねえねえ、次で最後なんでしょ?」


愁「そうだよ」


フラン「じゃあ派手にやろうよ!」


愁「……派手にはしないよ」


フラン「えー!なんで!」


霊夢「あんた毎回それを言ってるじゃないの」


フラン「……そうだっけ」


レミィ「そうよ」


フラン「……ちぇー」


────────────────────────────────────────────


愁は縁側に座って、空を見上げていた。


妖夢「愁さん……今回は、どんな顔をしていいかわからないんですが……」


愁「そうだね」


妖夢「……七人目ですよ。本当に最後ですよ?」


愁「……うん」


妖夢「……愁さんは、終わったらどうするんですか」


愁「え?」


妖夢「七人全員いなくなったら、その後は?」


愁「……そんなこと、考えたことなかったな」


妖夢「(そう言って微笑む愁を見て)(……この人は本当に……)」


────────────────────────────────────────────

七人目——坂本健一郎。


別名大魔王。


愁がかつていじめられていた頃、それを「陰から全て管理していた」男だ。


父は国会議員。総理大臣とも繋がっている。

権力の網は細かく、深く広がっている。


これまでの六人は——事故に見せかける、自滅を誘う、告発する——そういった手が通じた。


だが坂本は違う。


こいつは「証拠が出ても揉み消せる」人間だ。

こいつは「追い詰めても逃げ道がある」人間だ。

こいつは「自分では絶対に動かない」人間だ。


だから——愁は三日間、何もしなかった。


ただ、考えた。


────────────────────────────────────────────

三日目の朝。


霊夢「……ねえ、愁」


愁「うん」


霊夢「あんた、三日間ずっと考えてるじゃない」


愁「うん」


霊夢「(隣に座る)……珍しいわね。いつもはもっと早く動くのに」


愁「……こいつだけは、ちゃんとしたかったから」


霊夢「……」


愁「六人まではさ、みんなどこかに弱点があった。自業自得になる部分があった。でも坂本は……こいつだけは、自分では絶対に動かない。他の人間を使って、自分は安全なところにいる」


霊夢「……それで?」


愁「だから——こいつには、自分の手で掘った落とし穴に落ちてもらう」


霊夢「……どういうこと?」


愁「(少し間をおいて)こいつの一番の弱点は、「自分が一番賢い」と思っているところだよ」


────────────────────────────────────────────


紫のもとへ——


愁「紫さん。坂本の秘書と、直接のコネクションを全部出してもらえますか」


紫「もちろん揃ってるわよ。……今回は、私も少し手伝うわ」


愁「え?」


紫「あの子の記憶のことは……私も関わっているもの。最後ぐらいは一緒にやらせて」


愁「……ありがとうございます、紫さん」


紫「礼は終わってからでいいって言ってるでしょ」


────────────────────────────────────────────


まず——愁は坂本の秘書に接触した。


正確には、紫がスキマを通じて「接触の糸口」を作った。


秘書の名前は田口という。


坂本健一郎の父親の秘書を長年務めている人物だ。


田口は最初、愁の話を聞かなかった。


でも——「矢黒長介が今どうなっているか」を話すと、態度が変わった。


田口「……あなたが、そういう人ですか」


愁「何者かと聞かれたら、答えにくいですが」


田口「……坂本家の件は……ずっと、おかしいと思っていた」


愁「ならば、協力してもらえますか」


田口「……証拠として使えるなら、渡せるものがあります」


田口から受け取ったのは——


坂本が関与した薬物取引の詳細な記録。


さらに——


愁の妹への「指示書」。矢黒長介に命令を出した記録だった。


愁「(それを見て、少しの間、動かなかった)」


田口「……大丈夫ですか」


愁「……はい。ありがとうございます」


田口「……坂本には、これ以上好き勝手はさせられない」



次に——愁は坂本本人を動かすことにした。


坂本に「取引の話」を、匿名で持ちかけた。


内容は——「幻想郷(普通には行けない世界)の技術」だ。


愁が現代に持ち込んでいる技術の一部を「設計図」として見せることで、坂本の興味を引く。


こいつは権力も欲しいが——それ以上に、「誰も持っていないもの」が欲しい人間だ。


予想通り——坂本はすぐに食いついた。


指定した場所は廃工場。


昼でも人気のない場所だ。


────────────────────────────────────────────

その日——愁は一人で廃工場に向かった。


レミィ「(心配そうに)本当に一人で行くの?」


愁「うん」


レミィ「私も——」


愁「来なくていいよ、レミィ。今回は僕が行きたい」


レミィ「……」


愁「(少し微笑んで)終わったら、すぐ戻るよ」


レミィ「……わかった。でも絶対戻ってきなさいよ」


愁「もちろん」


────────────────────────────────────────────

廃工場の中。


坂本は護衛を三人連れて来ていた。


そして——正面に、横川愁がいた。


坂本「……横川愁」


愁「久しぶり、坂本」


坂本「なぜここに——」


愁「呼んだから来てくれたんでしょ。ありがとう、ちゃんと来てくれて」


坂本「……何が目的だ」


愁「(穏やかに)終わらせに来たよ」


坂本「……! お前ら——」


護衛三人が愁に向かおうとした瞬間——


三人とも、音もなく崩れ落ちた。


坂本「なっ……なんだ、なにをした!」


愁「眠ってもらっただけだよ。一日は起きないから安心して」


坂本「きさま……何者だ……!」


愁「(少し考えてから)人間かどうか聞かれたら、難しいとこだけど——神だとは言われてる」


坂本「ふざけるな——!」


────────────────────────────────────────────


愁は坂本に近づいて、一枚の封筒を置いた。


愁「それに入ってるのは——あなたが今まで関わってきた犯罪の記録、全部だよ」


坂本「……何?」


愁「薬物取引の詳細。指示の記録。通話データ。矢黒長介への命令書——それと、僕の妹に何をしたかの記録も全部」


坂本「……そんなものが存在するわけが——」


愁「田口さんが持ってた。長年の積み重ねってすごいね」


坂本「田口が……! あいつが……!」


愁「それは今、複数の機関に同時に送信されてる。父親のコネが届かないところに、全部」


坂本「……っ! 止めろ——!」


愁「もう遅いよ」


────────────────────────────────────────────


坂本の手が震えていた。


愁「……坂本、一つだけ聞いていい?」


坂本「……なんだ」


愁「僕の妹のことを——覚えてる?」


坂本「……」


愁「(目を見て)覚えてるんだね」


坂本「……それが何だ。お前も、お前の妹も——ただの道具だった。弱い奴が悪い。それだけだ」


愁「………………そう」


────────────────────────────────────────────


愁は何も言わなかった。


怒鳴りもしなかった。

泣きもしなかった。

拳を振るいもしなかった。


ただ——坂本をまっすぐ見た。


その目には、怒りも、憎しみも——なにもなかった。


あるのはただ、静かな「終わり」だけだった。


────────────────────────────────────────────


愁「(静かに)……ありがとう。正直に言ってくれて」


坂本「……なに?」


愁「謝ってほしかったわけじゃないから。ただ——確認したかっただけ。こいつは本当に終わらせていいやつかどうか」


坂本「……お前、何を——」


愁「うん。大丈夫。確認できたよ」


────────────────────────────────────────────


その夜——坂本健一郎は、証拠とともに逮捕された。


父親の手が動いたが——証拠を受け取った機関の動きのほうが速かった。


田口の証言もあった。


坂本は拘置所に入れられた。


数日後——坂本は拘置所の中で、かつて自分が切った「裏の仲間」に処された。


流血は——なかった。


────────────────────────────────────────────


七人目死亡


──七武将、全員終わり──


────────────────────────────────────────────


幻想郷——


愁が戻ってきたとき、縁側にはレミィが待っていた。


フランも、霊夢も、妖夢も、さとりも——みんないた。


レミィ「(立ち上がって)……終わった?」


愁「……終わった」


レミィ「(そっと抱きついて)……本当に?」


愁「本当に終わった」


しばらく二人はそのままでいた。


────────────────────────────────────────────


霊夢「……お疲れ様」


愁「ありがとう、霊夢」


妖夢「愁さん……本当にお疲れ様でした」


フラン「お兄様!お疲れ様!ご飯作ったよ!」


愁「え、フランが?」


フラン「もちろん咲夜さんに手伝ってもらったけど!」


咲夜「(遠くから)ほとんど私が作りました」


フラン「(小声で)そこは言わなくていいんだよ咲夜……」


愁「(声に出して笑う)……ありがとう、みんな」


────────────────────────────────────────────


夜——


愁は一人で縁側に座っていた。


風が涼しかった。


幻想郷の空は、いつも通りきれいだった。


レミィ「(隣に来て座る)……ねえ、愁」


愁「うん」


レミィ「これで本当に全部終わったのね」


愁「……うん」


レミィ「……どんな気持ち?」


愁「(少し考えて)……軽い、かな。ずっと何かが重かったんだけど——なくなった感じがする」


レミィ「……そっか」


愁「……でも、妹のことはまだ終わってないから」


レミィ「……うん。それは一緒に向き合いましょ」


愁「……ありがとう、レミィ」


レミィ「(頭を肩に乗せて)……当たり前じゃない。私はいつでもここにいるわよ」




星が多い夜だった。


どうでしたか?

七武将編、長い間(投稿せずに放置してましたが)お付き合いありがとうございました!

次回からはまたイチャイチャ回&妹の記憶を取り戻す話に戻っていきます。

誤字があれば教えてください。

感想・評価してくださると作者のモチベーションが上がります。どんどん書いてください!

絶対送ってきてください!


では、また~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ