51 Side.エクスタシス 3
「ん~。 これは流石にぃ…、不味いわよねぇ…」
様子を視つつ、思案する。
これはどう見ても不味い…。
だが我が主様も、恐らくまだ気づいていないと思われる…。
我が主様の性格上、知っていれば間違いなくこれを放置はしないからだ…。
何も無ければ、これが暴発するのは当分は先のことだろう。
だが、これは間違いなく、来るべき時に誘発して拡大するだろう…。
それは不味い…。
来るべき時を憂いなく迎え撃つためにも、これは処理したほうがいいと確信する。
早速我が主様に連絡を入れる。
(我が主様、今問題ないかしらぁ?)
《何だい…、エクスタシス…。 !……成る程…、そう来たか…》
(私はどうすればいいかしらぁ?)
《今は監視に止めておいてくれ…。 確実に対処できる眷属達を選抜して向かわせる…》
(了解しましたわぁ)
《報告御苦労…》
そう言って思念が途切れるのを感じ取る。
やはり我が主様としても、これは放置するわけにはいかないようだ…。
であるならば、私としても我が主様の御心を乱さぬように努めるだけ…。
早速我が子達に連絡を入れる。
(回廊全域を隈なく捜索しなさぁい。 目に解る異常を見つけたら私に報告。 見つけても手は出さずに監視するだけにしておくよぉに。 いいわねぇ?)
(((((了解しました、女王陛下!)))))
さて、とりあえずこれの監視をしつつ、あの子達の報告を待とう。
私の予想が正しければ、これはここだけじゃなく、あらゆる場所に存在するはず…。
回廊だけなら私と娘達で十分だけれど…、宇宙全域を含めるとなると私達だけではどうしようもない…。
我が主様なら既に手を打っているだろうから、回廊の方は娘達に徹底させましょう…。
私は目の前の穴を監視しつつ、娘達からの連絡を待つことにする…。




