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191 Side.サテュロス 3




「ん~……、凄く不気味…」


「何がだ?」


「何がでしょう…」


 僕の言葉に、アポロとカルロスが聞き返してくる。

 耳を澄ませながらも、僕はそれに返答する。


「”音”は聞こえるんだけど…、”声”が一切聞こえないんだよねぇ…」


 森羅万象全てには、本来「声」が存在する。

 ()()が存在しているだけで発し続けている「声」が…。


 けれどこの世界からは「声」が聞こえない…。

 モノとモノが接触することによる「音」あれど…、「声」は一切聞こえてこない…。


 今まででも「声」が聞こえない存在は数多存在していた…。

 けれど一つの世界で全ての存在から「声」が聞こえないというのは一度として無かった…。


こういう時(超異常事態)は大抵やなことがあるんだよなぁ…」


「覚悟を決めるしかありませんねぇ…。 こういう事態でなければ主殿の目当ての物は見つからないのですし…」


「邪魔する奴は残らず黙らせてやればいい」


 カルロスは何時もと変わらない様子…。

 アポロもまぁいつも通りだ…。


「まぁ今回僕らは後方支援(バックアップ)だ…、迎撃はアイオーンに任せればいいし、じっくりやろう」


「予定時間内にですけどね」


「まぁ多少時間をかけてでも見落としの無いようにしないとな」


 スムーズにいくとありがたいけどねぇ……。




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