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179 Side.?????




「隊長! 此方は準備完了です!」


「此方も終わりました」


「よろしい!」


 配置に付き作業をしている部下達から次々と報告が入る。

 まだ終わってない奴もいるな…、それとなく急がせるか…。


「我々の部隊が最後だ! 残りが終わり次第開始の合図を送る!」


 返事は無いが、まだ作業をしている者達の作業速度も上がったように見える。

 終わった者達も休憩するか、終わってない者の手伝いをしている。


 この調子なら日が昇る前に終わりそうだな…。

 そう思いながら見上げる空は、星々が煌めく暗闇だ…。

 日の出までは、まだ時間はありそうだ…。


「隊長! 終わりました!」


「此方も終わりました」


「全員が作業を終了しました、隊長!」


 屈みこんで作業をしていた者達が各々声を上げ、それらを見守っていた副隊長が全員が終わったことを告げる。

 どうやら間に合ったようだな…。


「よろしい! では各々配置に着け! 日の出と共に作戦を開始する! 休息を取っても構わんが寝るのは無しだぞ!」


「全員、所定の位置へ移動せよ! 配置に着いた者から休んで良し!」


「「「「「了解!」」」」」


 返事と共に、部下達が動き出す…。

 部下達が動き出したのを確認した後、副隊長が此方に近づいてくる。


「隊長、我々も行きましょう」


「あぁ」


 そうして副隊長を伴いながら、予定の位置へと向かう…。

 歩きながら、副隊長が感慨深そうに喋る…。


「いよいよですね…、隊長…」


「大掛かりな作戦だから気が逸るのは解るが、気は抜くなよ…」


「分かってますよ…、しかしこれで奴らに目にもの見せてやれると思うと…、どうにも…ね…」


「それは私も同じだ…、だがだからこそ失敗は許されない…」


「えぇ…、分かっています…」


 副隊長も落ち着いたのか、それ以降は黙したまま移動する…。


 いよいよだ…。

 目にもの見せてくれる…()()め…。




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