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174 命爆ぜ散る




(アカ)が引いたその(アト)に、銀色の紅(キラメクアカ)が降臨する…。



(アカ)い泉の水面に降り立ち、中心部へと歩を進める…。



そして銀色の紅(キラメクアカ)は徐に水中に右腕を突っ込んだ…。



何かを探るように身動ぎをし、見つけたのか腕を引き抜く…。



その手に握られていたものは、紅色(鮮やかな赤色)をした球体だった…。



それ(紅色の球体)が引き抜かれたと気づいたのか、(アカ)い泉が騒めきだす…。



波打つ水面に力を感じず、振り絞るかのように騒めきだす…。



銀色の紅(キラメクアカ)は一切気にせず、踵を返して岸まで向かう…。



(アカ)い泉は尚も騒めき続け、ついには水面の(アカ)が薄まりだす…。



銀色の紅(キラメクアカ)が岸に着く、それと同時に水面の(アカ)が失せる…。



銀色の紅(キラメクアカ)は尚も気に留めず、そのまま目の前に出来た空間の裂け目に入っていった…。



後に残ったのは()()()()()()()()()()()()()()()…。



かくして(アカ)い泉は消えた…。



唐突に災厄の根源が消えた…。



だが人々は怯え続ける、(アカ)き泉無くとも怯え続ける…。



消えたことにも気づかずに、幻の災厄に怯え続ける…。



何時か気づく日は来るだろうか…。



それとも新たな災厄が来るだろうか…。



それは他世界の者にはどうでもいいことだろう…。




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