表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/269

149 Side.アグニル 7




「そちらは終わったか? フィロン…」


 服に着いた汚れを掃いつつ、こちらに向かってくるフィロンに言葉を投げかける。

 出発前と変わらぬ様子で戻ってきた以上、無意味な問い掛けではあるだろうが…。


「問題無い…、他の有象無象も撤退したみたいだ…」


 目を細めて遠くを見遣るフィロン。

 同じ方を見遣れば、多数の魂の炎が遠ざかっていくのが(見え)る…。

 これで任務完了か…。


「愚者二名は始末した…、我が主の許へ戻るとしようか…」


「あぁ…」


 そうして踵を返したところで、背筋に悪寒が奔る…。


「!!?!?」


「…? どうしたアグニル?」


「この()()気は…、まさか…!」


「…あぁ…、あの子が帰ってきたのか…」


 何ということだ…!


「一足先に戻っている!」


「あんまり被害は出さな───」


 フィロンの言葉を聞き終わる前に、世界樹の方角へ跳躍する…。

 急いで戻らねば…!!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ