人魚の伝説
この学校には、人魚の伝説があった。
以前とある転校生が仲良くなったらしいが、
在校生は一度も見かけなかったという。
人魚は転校生に殺され、その肉を食べた彼女は、
今もこの学校の校長先生をしているらしい。
いつまでも若く美しく健在だそうだが、
おかしなことに、今まで一度も
夜の学校に近寄らない。
それは、夜な夜な、
食べられてしまった人魚が、
彼女を池に引きずり込もうと
歌っているからだそうだ。
転入生は、食べた後の骨を焼却炉に捨てたのだが、
頭蓋骨だけは、記念に池の近くに埋めただけだった。
彼女は今もそれを悔やんでいる。
皆さん、食事の後始末はきちんとしましょう。
では、いただきます!
(給食の時間)