灰皿通りのシケモク女
「金とリアルは似てる」って言う
灰皿通りのシケモク女
テロとレジスタンスの違いを語る
シケモク女の貼り付き男
裏町思索
ワルツ跳ねて
Less more than Sunday
Less more than Sunday
電話占い代謝
通話料は無料
肉体の衝突
生体内運命
血中芳香族
アミノ酸跳ねて
影がぶれる
Less more than Sunday
男の子は武器が好き
女の子は男好き
もう一度恋をしようよ
血が集まる位に
跳ねて降るワルツは
馬並みの駄々をこね
宿の手すり
鉄の臭いは血
ピンクの影
街路樹を渡る
Less more than Sunday
Less more than Sunday
男の子は武器が好き
女の子は男好き
もう一度恋をしようよ
血が集まる位に
もう一度恋をしようよ
血が集まる位に
#######↓ZONE−50℃#######
裏路地に生息する夜の女の営み、そして日曜日を迎える度に、ふと感じる大事な何かを失って行く様な感覚。そんなモヤッとした苦味をシケモクとして、裏路地の据えた臭いを灰皿通りとしました。
肉体の衝突、ワルツ、影がぶれる、血が集まる=男女の営みを表しています。
そして、生体内運命、血中芳香族アミノ酸跳ね=薬、酒を服用した状態を表しています。
やたらと「跳ね」という言葉が繰り返されるのは、名作エロ出版研究書である松沢呉一著「エロスの原風景」に書かれた〝戦後、オッパイの価値は急激に跳ね上がった〟というフレーズに当時どハマりしていたからです。未読の方、超美本ですので、オススメですよ。松沢呉一氏はエロに関した蔵書は国会図書館を超えると豪語するエロライターなので、中身の濃さも折り紙付きです。
Less more than Sundayというのは勝手な造語で「日曜日よりも失っている」→「日曜日を超える度に失って行く」感じを表しています。英語の出来る人が見たら滅茶苦茶だと思いますが、辻ポエムだから良しとしましょう。
全体的に聴く人の事を完全に置いてけぼりにした、自己満足の塊の様な詞ですね。今回明文化して改めて感じました。
「男の子は武器が好き」は私のエッセイのタイトルですね、この詞からとりました。ポエムの中の好きなフレーズを使ってまた別の作品を書くかも知れません。
この歌には前文ならぬ前ポエムがあります↓
「翌々日、日々よりの真実」
翌々日、日々よりの真実、僕は
朝飯を食べるつもりが土手にいた
翌々日、日々よりの真実、君は
真夜中に眠るつもりが道にいた
Less more than Sunday
Less more than Sunday
日曜日を超える度に何かを失って行く感じ
Less more than Sunday
「朝飯を食べるつもりが土手にいた」というのはmixiをしていた友人と連句をしていた際に書かれたものをいただきました。歌にする時に一応許可は得ています。
次回予告「THE 正解」