暴力barさつき
暴力barさつき あなたの店は
暴力barさつき 保育所にあるのさ
水場をbarにして 占拠する少女
サツキの管理下に みんな置かれてた
ウガイのコップを 滑らせて配る
逆らうやつは ウルトラマンで殴る
ヒーローは利用される
ヒーローは利用される
あんたみたいに なれたらいいな
目の前のこいつを 殴れたらいいな
サッちゃんはある日 ツマミを覚えた
泥だんご作って 水場に並べた
手を洗った後 ボクらは躊躇した
悩むくらいなら取れと 君は笑ってた
ヒーローが利用される
ヒーローが利用される
お昼寝の監獄を 抜け出して
一緒に走る 原っぱを走る
あんたみたいに やれたらいいな
こんな 事は やめにして
サッちゃんは僕の お金を奪うから
僕はサッちゃんに 10円おごってもらうのさ
優しい夢の中で 暴力に生きる
アナタの笑顔は いつ見ても綺麗だ
あんたみたいに やれたらいいな
こんな 事は やめにして
お昼寝の監獄を 抜け出して
一緒に走る ユメの中走る
#######↓ZONE−50℃#######
このタイトルは数年前思い付いてから何故か気に入って、ずーっと抱えたまま何かに利用しようとお取り置きしていました。
それとは別に約二年前、高卒まで居た生まれ故郷に同窓会の為20年ぶりに里帰りしました。生まれ故郷は駅前以外ほとんど変わりなく、嬉しくなった私は出身の保育所を訪ねると、なんとそこは更地となって跡形も無くなっていました。
愕然とした私は『せめて跡地が何かに利用されていればこの遣る瀬無さも少しは救われたのに』と切なく佇みました。
その時、フラッシュバックしてきた保育所の女帝と、お取り置きしていたタイトルが化学反応を起こしてできた詞がこの「暴力barさつき」です。
子供の理不尽な暴力に眩しさを感じる年になってしまいました、というお話。
お昼寝の監獄、強制的なお昼寝の嫌いな私は、ちょくちょく保育所を脱走した覚えがあります。
次回予告「反射」