明日の穴
陽光に咲く
タンポポのようなものが
金網に絡まる
捻じれは強く
暖まる看板の錆に
張り付いた黄色
灼けたペンキは浮き上がり
斜め上に空がかすむ
遠くのスーパーは
極彩色に所在を知らしめる
つもりがあだとなって
脳を滑り落ちる
吐息が音楽となって
シューと漏れる午後
鶏肉とおこわ入りの袋が
パリパリと色を添える
涼しい家で
テレビをつけたら
ダニー・トレホが
人をぶん殴っていた
トレホを見ながら
おこわを食べる
月曜日
一時半の記憶
#######↓zone-50℃#######
足を悪くして、リハビリがてらゆっくり歩いて整骨院へ。腰マッサージの後、コンビニで昼飯を買い、またも慎重に歩く。老後はこんな日が続くのかなぁ、などと、風に吹かれる藤の花などを鑑賞しつつ帰宅して、テレビをつけると、CATVで「バッド・アス」というダニー・トレホ主演のバカ・アクション映画が映りました←褒め言葉。銀色のバスで街を破壊しまくるトレホさんを見ていたら、なにかに浸っていたような気分が吹き飛んで、黒人巨乳とよろしくやっている師匠に弟子入りしたくなりました。「明日の穴」というタイトルは、単にアス・ホールをもじった駄洒落です。「バッド明日」でも良かったのですが、明日は良い日であって欲しいですから、やめました。




