小説のタイトルは必ず入力して下さい
上質な革のソファーに座る、半裸の美青年のような文章を書きたい。
美少女が全力を出す時の、パンツの湿り気のような文章が書きたい。
彼と彼女が掻き鳴らしたギターが接続される、真空管アンプのような文章に掻き乱されたい。
見知らぬ街を行く単独旅行者の、バックパックに沁みた緊張のような文章は書けるか?
不要なカロリーを消費する、マッスルカーのような文章を汎用したい、人生の中で。
全ては小さな板に向かい、摩擦熱の残滓。冷感の創作、故に熱を欲する。五感を発する。滲むライトのような幻想。
一番身近になったのは、虚構かも知れない世界。つまらない俺を、面白くさせるかも知れない世界。
あの日の夜の虫の音と犬の臭い。
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酔っ払って適当に文章を書いたら「小説のタイトルは必ず入力して下さい」なんて事を言われる訳ですよ。
タイトルなんてねぇ、って時の気持ちはどうしてくれるんだ? ……なんて別に気分を害している訳ではなくて、昼酒で酔っ払って楽しくなったから、痛む歯を肴に飲みつ、書きつしてる適当さの記録としては適したタイトルではないか? と思った次第です。思いつきを投稿して、人に見せるエゴ、これぞサイトに文章を投稿する醍醐味ではないでしょうか? 少なくとも上質なツマミである事は間違いないです。




