温暖な地域
入道雲の空 じんわりかく汗
照射する太陽 光線を避けて
漫画喫茶に入る クーラーが効いてる
明日は何も無い 何も無い水曜
暗がりでポッカリ 一服すると
ふるさとの通学路を 思い出したんだ
ブロック塀の隙間 栗林の臭い
明日は何も無い 何も無い水曜
ふるさとの町に 水曜の朝が来るはず
湿った風が ぬるく流れる
温暖な地域に 移り住んで来たんだ
#######↓ZONE−50°C#######
昔、南国に移り住んでいたころ、殺人光線と化す夏の日を避けて、半日位漫画喫茶でひたすら漫画を読む日々がありました(今の漫画喫茶の様にPCは無い漫画だけのタイプ)
そんな時、暗がりでタバコを一服していると、不意に『思えば遠くに来たもんだ』との感慨の様な物にとらわれて、ボフーッと煙を吐き出すとともに想起したのが、小学校への通学路。あのブロック塀、栗林、ドブ川はどうなっているだろう。『ああ、明日の何でも無い水曜はあの町にもくるのだろうな』と思った記憶を元に作りました。
曲はゆっくりながらやはりスリーコード、途中変拍子などがありますが同じ音を繰り返す、素朴でゆっくりとした歌です。
次回予告「雪げしき」