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田舎道に生物の気配
本日の出会いと酔いの記念に
車風にさざなる
シャッターにビビる
家路の半ば
音を立てる
サンダルに砂
乾き切った喉に
ポカリの甘露
道を照らす
スマホのライトが
反射して
注意の字標
でかい蜘蛛が
歩道から睨む
何かの異臭が
鼻をくすぐる
家族を思うと
急に死ぬのが
怖くなった
#######↓zone−50°C#######
深夜、駅からの家路に川があるのですが、ゴゴゴゴ……という轟音よりも、タプタプと満ちるドブ川の方が聴覚にくる。
この時間帯は法の外だなぁ、などと弱気になってしまいます。年かなぁ。
良き出会いと良き酒に感謝、あとは無事に家に帰るだけ。あざ〜っす。
家について、汗にまみれた帽子にファブリーズ(消臭剤)をふろうとして、キーピング(アイロン糊)を振りかけたところで、弱気は去りました。
生活に感謝。




