ラセン・折れ線・爆発!
巣穴から抜け出して 百年旅行をしよう
十人家族になった頃 一つになろう
夢の話を する時の夢
ラセン・折れ線・爆発 ラセン・折れ線・爆発
ラセン・折れ線・爆発 Um……
俺はただの穴 食って出すだけの筒
瞳の中は凍りついて 乾き切っているのさだけど
君はアンテナの感じ ワープの入り口
ラセン・折れ線・爆発 ラセン・折れ線・爆発
ラセン・折れ線・爆発 子作りをしよう!
長く生きてきた 辛い時期は過ぎたのさ
10cmの所で 君を見ている
10cmの所から 意識が入って
抜ける時に少し 温かだった
ラセン・折れ線・爆発 ラセン・折れ線・爆発
ラセン・折れ線・爆発! 子作りをしよう爆発的に!
ラセン・折れ線・爆発 ラセン・折れ線・爆発
ラセン・折れ線・爆発! Um……
子作りをしよう 星空の下で
#######↓ZONE−50℃(解説)########
鍛治師を目指していた時、刃物のデザインを勉強するために独学で様々な人間工学や構造学、デザインの本を研究していました。その中の一冊、デザインの教科書に「ラセン・折れ線・爆発」という項目があって、そのタイトルのキャッチーさにずーっとそのフレーズだけが心に引っかかっていました。
そして、後にそれをタイトルに歌を作る、詞を書くと決めた際に、ラセン=遺伝子、折れ線=人生の機微、爆発=生命爆発、誕生!というイメージが固まり、子作りをしよう! というラヴソングが生まれました。そう、これはラヴソングなのです。
この歌はスリーコードのパンクな歌です。私は弾き語りの割りには、テクニックも音楽的素養もないため、基本スリーコードで音を作ってました。今思うとなぜ? という位に最弱な装備でパンクを歌ってました。なんとウクレレ弾き語りでスリーコードパンクを熱唱していたのです。
冷静に考えると、なぜ? という考えに至る訳ですが、当時はギター、ベース、ドラムのパンクバンドなぞ最早パンク魂はねえ、最弱装備のウクレレでパンクする事こそが真のパンクだろっ! という妄想に取り憑かれていました。後、楽器がウクレレしか弾けなかったのも大きかったですね。
また、持病がある私は当時医者に子供はできないだろうと言われてました(後に不妊治療の結果子供は生まれた訳ですが)その状況で好きな人が出来た時、純粋に子作りをしよう! という魂の叫びが詞に現れてこんな歌が出来上がった訳です。
こんな俺だけど貴方がいてくれて助かった、だから子作りしようね、というラヴソング。個人の次に小さな単位、家族になろうという歌でした。
次回予告「温暖な地域」