朝日バーガー
吸う
吐く
冷たい空気
こぼれる笑顔に
銀歯が光るよ
かすれ雲に切断された
朝日がバーガーみたいだ
「じゃああの森はレタスね」
と言った君の瞳が
橙色にそまってまたたく
空間
丸ごと指の間に収める
君は巨人か地母神か
毛深い女が山陰に……
あるという伝説の温泉……
を探す物語
そんな話を聞く君は
ハッキリ言って付き合いが良い
アイラブと主張する意味は何だ?
コロコロ変わる議論は愛について
「叫ぶ奴ほど信じてないんだろ?」
という俺に
頷く君は柔らかい
新月の闇に紛れて
感覚で突っ走る
俺にとっての
朝日バーガー・ショップ
〝きみ〟支店
ご一緒にスマイルは?
いただきます
#######ZONE-50℃↓#######
「愛してる」と言う発信が嫌いな理由=主張する奴ほど愛について懐疑的、だから断言したがるのでは? と感じるからかも知れません。辛い時ほど「大丈夫!」と叫ぶ感じでしょうか? 愛を信じたいからこそ「愛は◯つ!」って叫ぶ。決して悪いことでは無いのでしょうが、その幻覚にとらわれると、今ある関係性が「本当の愛では無いのではないか?」などという世迷いごとに繋がる気がします。愛なんてただの言葉、そんな一字に集約出来るほど簡単なものじゃないですよね。信じられるのは生活からくる実感、そんな気がします。




