透明な核の日
今日僕は
君を連れて行けない
沢山の水で
ビタミンを飲むけど
降り積もる数値に
皮下がざわめく
風向きは悪くない
吊るされた反射板が
林のごとくさざめく
舌を刺す透過物質
沈殿する汚染を吸引
未来を消費する便利に
透明な核の日が笑う
#######ZONE-50℃↓#######
ポスト・アポカリプスという世界観がある。北斗の拳や、その大元となるマッドマックス、それは果たして現実とどう違うのか? 局地的に見ると大差無く見える。 アフリカの現状、国内の核汚染。正しくこの世はポスト・アポカリプスの世界。ゆっくりと汚染された少子化世代に、さらに子供が生まれなくなって、無人の野となる国。そんな妄想も、妄想で無くなる気がして来ます。
終末思想は、過酷な現実を受け入れる為の心の準備。救世主はいない、ただ人達が居るだけ……
透明な核の日に、ゆっくり汚染される子供を見ながら、原子炉再開のニュースを聞く。別に左翼思想では無いが、これはあんまりだ。
原発ヤクザの話などを聞くと、自殺する国という連想すら湧き上がる。
国外脱出を予定する知り合いに、それも有りだな、と考えを改める。日本語以外喋れないけど。




