溶接
予告とは違う投稿です、すみません。というか、半年放置してました、本当にすみません。
夕陽に照り返す
塗りたてのコンクリート
ふんずけて帰った
あの頃の俺と
同じことをするんだね
奴の目は俺を値踏みしていた
奴は本気だ、俺はどうだい?
熱い頭を嬲る冷たい風に
風景は乾燥して
零下50℃に到達
夕陽に照らされて
「何食ってんだよ犬」
つぶやく俺の手は空虚
握りつぶした空は
鼻を通って血液に交じった
心臓で感じる苦味に
風景は乾燥して
零下50℃に到達
夕陽が溶接していく風景
俺も赤く染まって
街になる
#######↓ZONE−50°C#######
夕陽って良いですね、海に沈む大きな太陽も好きですが、街並みが真っ赤に染まるのを、高台からボンヤリ眺めるのも好きです。
明るさの変節する中で、街がのっぺりと見える瞬間があり、まるで夕陽が街を溶接する様に感じます。
ささくれ立った心には、夕陽も己の心象風景の様に見える時があります。翳る日に掻き回されて、足場が不安定になる様な感覚。
夕陽は魅力的ですね。
今回から、守れない予告は無しにします(^◇^;)




