お昼は家で食べた
土に手を触れて
握って型をつけて
転がすこの庭
君とボクの庭
草がボウボウだね
エンジンに火を付けて
草を払う僕
袋に詰める君
今日という日を
ちょうど歩いて行こう
お昼は家で食べた
気付けば二人で
ワレワレノ声を
聴く前にあった
草を薙ぎ払い
お茶でもしようか
草の染みの淵
集まる虫を見てる
波を立てぬよう
ユックリ話そうか
End is near
このまま歩いて
終わりまで見よう
気付けば二人で
End is 庭
お茶を飲み干して
お昼を食べよう
気付けば二人で
End is near……
End is 庭……
#######↓ZONE−50℃#######
見たまんまの庭ロックです。いや、曲調的には庭フォークかも知れませんが、音楽に定義付けなんて無意味ですから、良しとしましょう。語呂が良いから庭ロックで。
単におっさんとおばさんが草刈りして茶を啜るというもの。子供が出来る前の曲なので、二人が強調されております。田舎なので無駄に広い庭を持て余し、エンジン式の草刈り機で偶にジョリジョリ刈らないと大変な事になる庭。
ですが、そういった日常の煩わしい事に人生はあると見ております。自治会の行事や各種契約の更新などなど、面倒臭い事をこなすことが人生であると。
End is near は映画「ゾンビランド」の冒頭に被害者が掲げたボードに書かれた物です。この一文がいたく気に入りました。正しく人生は常に終わりが近いですよね。そこで何をするか? 何時も通りの草刈りをしようかって話です。
人生は瑣末な事に極まる、特別な何かなんて存在しないし、草刈りにも特別な何かは有る。そんな詞でございました。
次回予告「あゝ」




