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私は精霊ではありませんよ   作者: lassh-leyline
第一章   空から墜ちてきたものは・・・・
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第三話  塔の村

 第三話  塔の村


 村へいったん戻ることになり、初めてななの馬車(?)を見た村人たちが唖然とした。

 旅行用の馬車としては普通ぐらいの大きさなのに誰も引っ張ってないのに前に進んでいるのだ。

 しかも蜘蛛のようなの足の先にコロがついていて、それがばらばらにうごいて障害になるものをよけていく。

「以前、あたしの留学先でゴーレムに馬車を引かせる魔道師がいたけど、馬車自体をゴーレムにすれば話が早いわ。・・・でもあのかたちはなあ。」とカレン。

 六本の足に複眼を思わせる透明な前面装甲、その上から長い触覚みたいなのが二本突き出し、背中には大きな昆虫のハネのような装甲(?)が四枚、下側は蛇腹状のコンテナ、とどめは茶色を基本にしたカラリング。

 知らない人が見たら新種の魔物かと思うし、たぶんほとんどの人が目をそらす。しかもかなり素早い。

 さすがに村の女性たちが防壁の内側には入れないでと頼んだ。

 ちなみにこの「G]ひなたぼっこで魔力を集めて動くうえ、どんなものでも食べて栄養にするんだそうです。



 村長はひとしきり状況を聞くとななをしばらく村に留め置くことにした。

 たとえ高位の魔道師らしい彼女であっても、一人で門のある都市までの旅は危険だと判断した。

 もうすぐ農繁期になるため、出稼ぎから帰ってくる者たちがいるので、彼らが再び出稼ぎに出るときに送ることにしたのだ。

 村人の命を救ったのに礼もできないのは心苦しいので旅の準備をかねて逗留を願い出たのである。

 本心は、魔道師と言えばエリート中のエリート、恩を売っておいて損はなし、礼もせずに追い出せばどんな噂を立てられるか・・・

 最も説明するのに2日かかりましたが、ななもそれなりに考えるところがあったようです。

 後から聞いた話ではこの村が初めて立ちよった村だったそうだ。


 

 恩人のお世話をしたいというシンディとまだ危険かもしれないという理由でカレンがお世話係に任命された。


 うん、予想道理。これで、うふふふっ・・・・「カレンさんもれてますよ。」

 村に帰ってから数日は、つきっきりで世話をしてたら他の娘に独り占め禁止って言われた。


 驚いたことにあの「G」には簡単なお風呂がついていていつも体を清潔にしているそうです。

 あの変な鎧も常に綺麗な状態にして用意してあるそうです。


 幾度かカレンお姉ちゃんとお邪魔させてもらいましたが服がないことに驚きました。  

 鎧用の下着は沢山あるのに普段着と外出着、作業着(後で聞いたら鎧ではなくて作業着だそうです)の類は一切ないのです。

 そこで手の空いてる子たちを動員して我が村初のファッションショーを開催することになりました。

 古着を持ち寄ってリメイクして着せ替えごっこです。

 今回のモデルはななさんです。そしてなぜかわたし。近頃カレンさんから解放されて油断していました。

 くやしいのでカレンさんを推薦したら、あっさり採用されました。確かに女性から見ても魅力的ですよ。

 

 いつの間にやら帰省祝いの宴の目玉になってしまいました。ななさんのお披露目をかねて。

火星探査機の電池パネルを見たら鈴虫をイメージしました。

探査車は熊虫っぽいのであえて「あれ」にしてみました。

太陽電池と燃料電池の複合型さらに無機物も抽出して補修部品を作れます。修理は人力ですが。基本は母船からのマイクロ波がメインです。実質フルチャージで6時間ぐらいしか持ちません。

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