5
コウタを宿のベッドに沈め、毛布を首までかけ直してやったカナは、一人でギルドへと向かった。
昨夜の余韻で顔はまだ赤い。
だが、ギルドの喧騒の中に足を踏み入れた瞬間、彼女の耳に不快な雑音が飛び込んできた。
「おいおい、見たかよ。昨日のSランクの件……。あいつ、あの小娘に弱みでも握られてんのか?」
「魔法使いの男だろ? 腕は確かみたいだが、あんな我儘なガキに顎で使われて、情けねえよな」
「ただの便利屋だろ、あんなの。もっとマシな主を選べば、今頃伝説の英雄になれてるだろうに」
酒を煽りながら、コウタを「憐れむ」冒険者たちの声。
カナの足が止まった。
プラスチックの王冠が、窓から差し込む光を反射して、鋭く、凍てつくような輝きを放つ。
「……今の言葉、取り消しなさい」
低い、地を這うような声。
カナは酒場のテーブルを思い切り叩き、大男たちの前に立ち塞がった。
いつもの滑稽な高笑いはない。
そこにあるのは、冷徹なまでに研ぎ澄まされた「王」の威圧感だった。
「な、なんだよお嬢ちゃん。……図星を突かれて怒ったか?」
「貴様らのような凡夫に、あの男の価値が分かってたまるものか!!」
カナはギルド中の視線を集めるように、壇上へと駆け上がった。
そして、全冒険者を見下ろすようにして叫ぶ。
「コウタは便利屋などではない! 伝説の英雄? 笑わせないで! あんな男、伝説に収まるほど小さな器ではないわ!!」
「あいつは……あいつだけは、世界中の人間が『無駄だ』と切り捨てた私の夢を、ただ一人、隣で支え続けてくれた男よ!! 泥にまみれ、クソにまみれ、それでも私の隣を歩くことを選んだ、世界で最も高潔な私の自慢よ!!」
カナは拳を握りしめ、顔を真っ赤にして言い放った。
「あいつの瞳に映るのが私であることが、私の唯一の誇り! あいつの評価を下げることは、この私が築き上げる覇道そのものを侮辱することと同義よ!! 異論があるなら、今すぐこの私を……王である私を、力でねじ伏せてみなさい!!」
カナの叫びがギルドの天井に反響し、静寂が支配した。
ガシャンッ!!
「はぅっ!?」
物理法則を無視したタイミングで、どこからともなく飛来した「金だらい」が、カナの後頭部を完璧な角度で直撃した。
あまりに澄んだ金属音が響き渡り、カナは白目を剥いて壇上から崩れ落ちた。
拍子抜けした冒険者たちが、慌てて彼女を抱え上げる。
宿のベッドで、コウタは久しぶりに一人で深い眠りに就いていた。
……はずだった。
「おーい、魔法使いの兄ちゃん! あんたの飼い主、ギルドでタライに当たって死にかけてるぞ!」
「…………え?」
コウタが意識を浮上させると同時に、部屋のドアが勢いよく開いた。
ギルドの冒険者たちに担がれ、後頭部に巨大なタンコブを作ったカナが、荷物のようにベッドへ放り込まれる。
「あ、いっす……。なんで休んでる俺のところに、外出したはずのカナさんが負傷して運ばれてくるんすか。意味わかんないっす」
「いやあ、ギルドですげえ演説してたんだよ。『コウタは私の誇りだ!』ってさ。で、決め台詞の直後に、二階の掃除用具入れからタライが落ちてきてな……」
「…………」
コウタは説明を聞き、目元を押さえた。
自分のいないところで、そんな小っ恥ずかしいことを叫び、挙句にタライで撃沈したというのか。
冒険者たちが苦笑いしながら去っていくと、部屋には静寂が戻った。
ベッドで横たわるカナは、意識を失いながらも、うわ言で何かを呟いている。
「……コウタ……私の、じまん……むにゃ……」
「……あ、いっす。自慢されるのは、まあ、悪くないっすけど。……でも、看病の延長戦確定じゃないっすか。タイパ最悪どころか、俺の休日が完全に消失したっす」
コウタは毒づきながらも、濡れタオルを持ってきて、カナの腫れた後頭部にそっと当てた。
自分のために吠えて、勝手に自爆して帰ってきた、手のかかる王。
コウタは深くため息をつき、今度は自分が彼女の背中を、ゆっくりと、リズム良く叩き始めた。
数時間後。
窓の外がオレンジ色に染まり始めた頃、ベッドの上の「王」が、うめき声を上げながら意識を取り戻した。
カナは後頭部の鈍い痛みを押さえながら、ゆっくりと上体を起こす。
「……あいたた。今の衝撃、まさか……暗殺者の神速の一撃だったかしら……?」
「……いいえ、ただのタライっす。ギルドの掃除用具入れから降ってきた、何の変哲もない、物理法則に従っただけのタライっす」
コウタは椅子に座ったまま、冷めたお粥の入った器をカナの前に差し出した。
カナは一瞬、恥ずかしさに顔を赤くしたが、すぐにいつもの不敵な笑みを取り繕って、胸を張った。
「にししし……! 違うわよコウタ! 貴様、何も分かっていないわね! あれはタライではない……私の覇道に共鳴し、宇宙から引き寄せられた『幸運の隕石』よ!!」
「……隕石にしては、いい音してましたけどね。ガシャン、って」
「あれは聖なる衝撃よ! 私の言葉があまりに高潔すぎて、世界がその重みに耐えきれず、歪みを修正しようとした証拠だわ!! 感謝しなさい、私が身を挺して宇宙の崩壊を防いだのよ!!」
カナは腫れた頭をさすりながらも、堂々と「勝利宣言」を繰り出す。
ギルドで自分のことを「誇りだ」と叫び散らした事実は、彼女の中では既に「宇宙規模の防衛戦」に書き換えられているようだった。
コウタはそれ以上、反論する気も起きなかった。
事実がどうあれ、彼女がこうして元気に(?)吠えているのなら、それでいい。
「……あ、いっす。もう、なんでもいいっす。宇宙の贈り物でも隕石でも、好きに呼んでください。それより、お粥。冷めないうちに食べてください」
「ふん、気が利くじゃない。……で、コウタ。貴様、私の『宇宙レベルの演説』、本当は聞いていたんじゃないかしら?」
カナがお粥を啜りながら、上目遣いに、期待を込めて尋ねてくる。
コウタは一瞬だけ、ギルドの壇上で必死に叫んでいた彼女の姿を思い出した。
「あいつの瞳に映るのが私であることが、私の唯一の誇り!」
その言葉が、耳の奥に残っている。
「……寝てたって言ったじゃないっすか。タイパ悪いんで、夢の中でしか聞いてないっすよ。……さ、食べたらまた寝るっす。俺の休日、あと数時間しか残ってないんで」
「にしし……! 照れなくてもいいのよ、私の半身!!」
カナは満足げにお粥を完食すると、再びコウタの袖を掴んでベッドに潜り込んだ。
翌日、体力を回復させた二人がギルドの扉を潜った瞬間、異様な活気が彼らを包んだ。
だが、それは以前のような畏怖ではない。
どこか親しみと、隠しきれない笑いを含んだ空気だった。
「よう、お出ましだぜ! 未来の覇王様――いや、『タラちゃん』のお通りだ!!」
「タラちゃん! 今日も宇宙から何か降ってくる予定か?」
酒場のあちこちから飛んでくる声に、カナの足がピタリと止まった。
プラスチックの王冠が怒りで小刻みに震え、顔は一瞬で沸騰したように赤くなる。
「な……な、ななな……何よその、緊張感の欠片もない呼び名は!! 誰がタラちゃんだ!! 私はカナ! 世界を統べる唯一無二の覇王、カナよ!!」
「いやあ、昨日のあの落ち方、芸術的だったもんなぁ。タライの『タラ』に、愛嬌の『ちゃん』だ。ギルド公認の聖名だよ、タラちゃん!」
「認めない! そんな可愛い響きの名前、私の覇道には一ミリも必要ないわ!! コウタ! 貴様も何とか言いなさい!!」
カナに袖を激しく揺さぶられ、コウタは心底どうでもよさそうに空を仰いだ。
「……あ、いっす。タラちゃん、いいんじゃないっすか。呼びやすいし、タイパもいいっすよ。文字数、カナさんより一文字増えてますけど、響きの収まりがいいっす」
「貴様まで裏切るのか!! この不敬者が!! 私はタラちゃんではない! 私は……私はぁ!!」
カナが地団駄を踏んで抗議する中、掲示板の前にいた受付嬢が困ったように声をかけてきた。
「あ、タラちゃんさん。ちょうど良かったです。昨日のお騒がせのお詫びに、一つ仕事をお願いできませんか? ……実は、街の地下水道で『巨大な蟹』が大量発生してまして」
「蟹……? 蟹だと……?」
カナの動きが止まる。
彼女の脳内で、何かが最悪の形で結びついた。
「タラちゃんが、蟹退治……。ぷっ、いいじゃないっすか。今日の晩飯はカニタマっすね」
「笑うなコウタ!! 貴様、わざとやっているでしょう!! ええい、分かったわよ! その蟹共をすべて粉砕して、私が『タライ』でも『タラ』でもなく、真の破壊神であることを証明してやるわ!!」
カナは涙目で叫ぶと、コウタを引きずって地下水道の入り口へと走り出した。
背後からは、ギルドの冒険者たちの「頑張れよ、タラちゃん!」という温かい(?)声援が響き渡る。
湿った冷気が漂う地下水道。
巨大な蟹たちのハサミがカチカチと鳴り響く中、カナは腰に手を当てて不服そうに唇を尖らせていた。
「……ねえコウタ。貴様、最近『契約魔法』をサボっているんじゃないかしら? 覇王と家来の絆を再確認するあの神聖な儀式を」
「……あ、いっす。最近はカナさんが勝手に走り回って、俺が引きずられるだけで事足りてましたからね。……何っすか、また縛ってほしいんすか? 勘弁してください。あれ、魔力の消耗激しいんすよ」
コウタは迫り来る蟹の群れを眺めながら、心底嫌そうに首を振った。
一度繋げば、彼女の無尽蔵なスタミナにどこまでも付き合わされる。
彼にとって、あれは「タイパ」を著しく損なう拘束具でしかない。
「ふん。家来の分際で、私の鎖を拒否するなんて生意気ね。……それとも、もっと別の『魔法』がいいのかしら?」
カナは一歩近づき、湿った空気の中で潤んだ瞳を向けてきた。
薄暗い地下道、二人きりの空間。
彼女は自分の指先を唇に当て、意味深な笑みを浮かべる。
「コウタ……また、キスしたい? 王からの、特別な再契約の印よ」
「…………」
コウタは一ミリも表情を変えず、ただ冷ややかな視線でカナを見つめ返した。
いつもならここで顔を赤くするはずの家来の反応の薄さに、カナの頬がわずかに引き攣る。
「……また何か企んでるっしょ。どうせ、俺が動揺した隙に、その間に面倒な蟹の処理を全部押し付けるとか、そういう算段っすよね」
「ぅ……っ!」
図星を突かれたカナの肩が、小さく跳ねた。
彼女の「覇道」は、常に卑近な計略とセットである。
「その手にはかからないっす。……そんなことより、さっさとその蟹、片付けてください。タラちゃんの名誉挽回がかかってるんでしょ」
「貴様ぁ! タラちゃんと呼ぶなと言っているでしょう!! ええい、色仕掛けが効かないなら武力よ! 蟹共! 私の怒りの餌食になりなさい!!」
カナは真っ赤になって絶叫し、巨大な蟹の群れへと突撃していった。
コウタはその後ろ姿を眺めながら、「危なっかしいっすね……」と呟き、指先を小さく振って、彼女の足元にだけ正確な防御障壁を展開した。
「……カナさん。念のために言っておくっすけど」
巨大な蟹たちのハサミがカチカチと迫る中、コウタは背後で淡々と、けれど決定的な一言を放った。
「地下水道のカニなんて、臭くてたぶん食えないっすよ。洗ってもドブの匂いが染み付いてるんで。カニ鍋とか、期待するだけ無駄っす」
「な……なんですって……!?」
突撃しかけていたカナの足が、劇的なブレーキ音を立てんばかりに止まった。
彼女の脳内では既に、敵を殲滅した後の「豪華カニ三昧の凱旋パーティ」が八割方完成していたのだ。
「嘘よ! この私の覇道に立ち塞がる敵が、食えないゴミだなんて認めるわけにはいかないわ! Sランクの魔獣だってあんなに美味(?)だったのに!!」
「あれは山の幸っす。これは都市の排泄物の結晶っす。……合理的判断として、こいつらを倒すメリットは『タラちゃん』っていう不名誉な名前を上書きすること以外、一ミリもないっすね」
「…………」
カナの戦意が、目に見えて萎んでいく。
彼女にとって「空腹」と「見栄」は覇道を支える両輪。
その片方が「ドブの匂い」という現実によってへし折られたのだ。
「……帰るわ」
「え、今さらっすか?」
「当然でしょう! 食えもしない、格好もつかない、ただ臭いだけの甲殻類と戯れるなんて、王の時間の無駄よ!! 撤退よ、コウタ! 後の掃除はギルドの二軍に任せなさい!!」
カナは踵を返し、今度は出口に向かって全力で走り始めた。
もちろん、物理法則を無視した彼女の急転換に、連結されたコウタの足が悲鳴を上げる。
「ちょ、だから急に走るのやめろって……! 引きずられてる俺の靴のソールが、ドブ水で死ぬっす!!」
「黙りなさい! 私の鼻がこの悪臭を拒絶しているのよ! さあ、光の速さで地上に戻って、口直しの高級パフェを要求するわ!!」
「……結局、俺の財布が死ぬだけじゃないっすか。タイパもコスパも最悪っす……」
地上へ這い出たカナは、地下水道の悪臭を振り払うように高級カフェへと陣取り、山盛りのパフェを口に運んでいた。
その隣で、泥水に浸かったブーツを呪わしげに見つめるコウタ。
「にししし! やはり戦いの後の甘味は格別ね! 蟹などという低俗な生き物に構っている暇はなかったわ!!」
「……俺の月給、そのパフェ二つ分で消し飛んだんすけど。あと、カナさん。後ろ」
コウタが死んだような目で指差した先。
そこには、般若のような形相で書類を握りしめたギルドの受付嬢が立っていた。
「……タラちゃんさん? 依頼を途中で投げ出してパフェ、ですか。おかげで地下水道は蟹で溢れかえって、今朝の街は大パニックですよ」
「な、なによ……。あんな臭いもの、王の手に負えるわけないでしょうが! 適切な人員配置(丸投げ)をしただけよ!!」
「いい度胸ですね。……規約違反の罰金、金貨十枚。払えませんか? ならば代替案があります」
受付嬢は「タラちゃん隊・街の清掃ボランティア」と書かれた、目にも鮮やかな蛍光ピンクのタスキを取り出した。
「今日一日、これをかけて街中のゴミ拾いと側溝の掃除をしてください。あ、もちろんコウタさんも連帯責任で『連結(二人三脚)』のまま、ですよ?」
「…………え、俺もっすか?」
「当然でしょう! 飼い犬の不始末は飼い主、いえ、家来の責任です。さあ、タラちゃん隊、出動ですよ!!」
数分後。
ピンクのタスキをかけられ、火ばさみを握らされたカナは、街角でゴミを拾いながら絶叫していた。
「不当よ! こんなの、覇道の歴史に対する冒涜だわ!! なぜ私が、民の捨てた吸い殻や紙屑を拾わなければならないのよ!!」
「うるさいっす。……さっさと拾わないと終わらないっすよ。ほら、そこ。タラちゃん、空き缶落ちてるっす」
「タラちゃんと呼ぶな! 私は今、宇宙の秩序を整える『環境美化の女神』として活動しているだけなのよ!!」
カナは涙目でゴミ袋を振り回し、連結された足でコウタを引きずりながら、路地裏の隅々まで「浄化(掃除)」を開始した。
通りがかる街の人々からは、「あ、タラちゃん隊だ」「頑張れータラちゃん!」という容赦ない声援が飛ぶ。
ピンクのタスキをなびかせ、ドブ板を火ばさみでこじ開けていたその時だった。
「……ぷっ。あはははは! ちょっと、何やってんのさ、タラちゃん隊!」
聞き覚えのある、小気味いい笑い声。
顔を上げると、そこには以前カナを「ぺし」の一撃で沈めた大剣の女冒険者が、腹を抱えて笑い転げていた。
「嘘でしょ、あの威勢はどこへ行ったんだい? 今度は街のゴミと覇道を競ってるのかい?」
「なっ……ななな……貴様ぁ!! 刺客ね! 私のこの、最も神聖な儀式の最中を狙って現れるなんて、どこまで卑劣なのよ!!」
カナは泥のついた火ばさみを剣のように突き出し、真っ赤になって吠えた。
だが、その肩には「タラちゃん隊」という文字が、残酷なほど鮮やかに躍っている。
「儀式? ゴミ拾いが?」
「そうよ! これは宇宙に散らばった負のエネルギー……通称『ゴミ』を回収することで、私の体内に莫大な魔力をチャージするための、選ばれし者のみに許された大儀式よ!!」
「……カナさん、その設定、今考えたっすよね」
コウタは側溝の泥をバケツに放り込みながら、冷めた目でツッコミを入れた。
女冒険者はコウタの方を見て、さらに笑いを深める。
「君も大変だね。そんな『チャージ』に付き合わされて。どうだい、今ならそのタスキ、私の剣で切り裂いてあげようか?」
「……あ、いっす。もう、俺の心は死んでるんで。これ終わらせないと、晩飯抜きにされるんすよ」
「言ったわねコウタ! 貴様、家来の分際でこの神聖なチャージ効率を下げるとは何事よ!! 見なさい! 今、私の右手に宇宙のパワーが……あ、あいたっ!?」
勢いよく振り回した火ばさみが、自分の膝に当たってカナは悶絶した。
それを見た女冒険者は、ついに地面を叩いて爆笑し始めた。
「あはは! 最高だよ、タラちゃん! 君たちを見てると、退屈なクエストが馬鹿らしくなるね。……ほら、これでも取っときな」
女冒険者は笑いながら、自分が飲んでいた高級ジュースの空き瓶を、カナの持つゴミ袋へ放り投げた。
「しっかり『チャージ』しなよ、未来の覇王様!」
「くっ……! 施しなど受けないわ! ……と言いたいけれど、この瓶、換金性が高そうね……!!」
カナは震えながら空き瓶を回収し、去りゆく女の背中に「次は、次は絶対に負けないんだからね!!」と、負け犬の遠吠えを全力で浴びせた。
令和の覇道。
それは、どれほど笑われ、蔑まれようとも、拾った空き瓶一つを「戦利品」と言い張る、鋼のメンタルが必要な旅路だった。




