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ver.6.1-106 ■■■は偶然で

―――ソレ、■■■は偶然、そこに引き寄せられた。

 

 本来、ここに来るものでもなく、外なる場所を蠢くだけのもののはず。

 だがしかし、どういうわけかこの場所へ呼び寄せられ…いや、何かの強い思いに引き寄せられて迷い込んだともいえるだろう。



「ひ、ひぃいいいいい!な、なんだこれは、一体どこから、いったいなんだこれはこれハコレハ縺ッ縺薙」

『---』


 それゆえに、■■■は興味を持った。

 いったいどうして、この目の前のモノは、■■■の姿を見て一気に怯え、精神に異常をきたしつつあるそのモノが、自分を呼び寄せるような強いものを抱いたのかと。



 だからこそ、理解しようとした。

 対話と言う手は使えない。もとより、そのような物はない。


 そもそも、今まさに少しづつ何かが失われている相手に対して、まともに通じるだろうか。



 ならばどうするのかと考え…■■■は狂気に飲まれつつあるモノに対して、▲▲▲を行い、理解した。


 結果として、再びの対話は望めなくなったようだが、生体反応は残されているから良しとする。



 そして、得られたものから…興味を持った。

 ああ、なるほど、このようなものを探し求めており、その正体を暴かなければ、直接的な生体反応が失われるようなことはないのだけれども、社会的に抹殺されるのだということを。


 いったいどのようなものなのか、■■■は興味を抱き、残されたものを使い、調べ上げる。


 この世界における、ネットの存在。

 電子の中に作られた、仮想の世界、いや、()()()()()()()ある世界。


 そこへ■■■は情報を得るために潜り込み、あちこちを探っていく。

 幸い、この既に物言わぬモノの残していた機材があるため、それを利用した。


 中に入るには、モノと同じものでなければいけないようだが、それもモノを再利用して、蠢き、入り込む。


 データやらその他様々なものが入り混じっていたようだが…それらも少しづつ理解し、■■■は得た。


 そしてさらに得るために、自らの一部をモノを介して入り込み…そしてようやく、見つけることができた。



 呼び寄せた存在が、見つけたかった相手を。

 ■■■が興味を惹かれ…()()()()()という思いを抱かせたものを。



 あと少しで牙が、届くだろう。

 引き寄せるこれは、ここに入り込んだ際に作り上げたもの。


 さぁ、あと少し、あと少しでじっくりと…







呼び寄せられたものは、目的を果たそうとする

本当は持たないはずだったが、得てしまったことで持ったもののせいで

かなりのやらかしをしているようだが…

次回に続く!!



…狂気に満ちたもの、書いてみたくなる今日この頃

しかし、うまいことそれを表現できないのが、悔やまれるか…

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