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ver.5.1-85 初陣と言いたいが、正確にそうだと言えるのか

ドォォォォォォォン!!

ズドォォォォォォン!!


―――妖精郷全体に響き渡る、大きな爆音。

 姿を目視することはできないが、資格無き者には立ち入れないはずのこの空間に、何やら艦隊が集結し、攻撃をかけているらしい。


 黒き女神の第一神域にもなっていることもあり、第二神域と化した要塞島の硬さと同じように、ここにはそう簡単に立ち入ることはできないはず。



「けれども、籠城はできないか…」

【いくら主様の力がこの空間に満ちていても、流石に守りには限度がありますからネ。今の攻撃を受け続けていれば、妖精郷全体を守る特殊空間防壁も限度が来るでしょウ】


 改造によって強化されたレーダーに映る、数多くの艦影。

 妖精郷を囲い込むようにして集結しており、異常なまでのエネルギーを利用した攻撃を続けており、可視化させた防壁の耐久力が減少するのが目に見えるだろう。


「全体ではなく、一点集中なのは守りを突破する上の定石ともいえるが…何者なんだ、この艦隊は」

「うーん、ハルのいるこの妖精郷を襲撃するような輩なんて、そうそういるのかな?」


 とにもかくにも、このままにすることはできないだろう。

 いつか破られる守りを前にして、じっとする気もない。



「…ちょうど、グレイ号の大改造も終わったし、ここは思い切ってこちら側からやってみようか?ロロ、妖精郷の壁を傷つけることなく、出ることってできるよね?」

【大丈夫デス。サブエンジンのエネルギーで小ワープ後、メインエンジン即時稼働し、一斉掃射で吹き飛ばせマス】

「なら、それでいこう!!総員、戦闘配備!!」

「OK!」

【【【わかったよ!!】】】



 艦橋内、各々の座席に座り、船を動かす用意を行う。


『艦内ウッドマリーンズ起動、総員配置に付ケ!!機関部、サブエンジンを点火、重力バランサー解除、メインエンジンへの動力を伝達開始!!』


 まぁ、自分自身の体というべきか、僕らは座席に付くだけで、基本的な操船はグレイ号が行うようである。

 ウッドマリーンズもあちこちであわただしく動きつつも、グレイ号がパワーアップした分、より強化されて洗練された動きになっているらしい。


『メインエンジンへの動力伝達確認、サブエンジンのエネルギー発生量良好。ドック内のロックを解除と同時に、船体浮上開始!!』


 ガゴンっという音共に、一瞬だけ船が揺れ動きつつ、ゆったりと上昇を始めた。


 それと同時に船の周囲に光るリングの様なものが出現し、回転をし始める。


【アレが、新しく備わったエネルギーリングシステムデス。船のサブ、メインエンジンからの動力を直接注ぎ込み、攻防共に利用可能なものになっていマス】

「アステロイ〇リングのようなものなの?」

【それよりもはるかに強力な、エネルギーの実体化ですネ。ああ、景観を考えて、不可視の状態にすることも可能デス】


 グレイ号のサブエンジンから生み出されるエネルギーだけでも相当なもののようで、今回はお披露目も兼ねてわざわざ可視化状態にしているらしい。


 そうしているうちに船の高度が上がっていき、攻撃を受けているらしい箇所が見えてきた。



『メインエンジン稼働十秒前、残り0.5秒前に小ワープによる移動および出現と同時に一斉掃射用意、マルチロック開始!!』


 グレイ号の号令と共に、船の各武装が解放され、ワープ先の艦隊相手を統べて捉えるように動く。

 敵の目の前に出現したその瞬間に、まずは一斉に砲撃を行ってきれいさっぱりにした後、艦隊の中を突き進み、敵旗艦をぶちのめすようだ。



『エネルギーリング、回転速度上昇。メインエンジンへの点火システム準備完了!』

『システムチェック終了、オールグリーン。主砲及び各兵装への動力伝達終了』

『敵艦隊全船の位置を把握、砲撃後次弾装填用意』


『ワープ開始、5秒前!!』

『4、3、2、1…ワープ!!』



 びゅんっと音を立て、瞬時に外の景色が切り替わる。

 ほんのわずかな間であっという間に壁を越えたらしく、気が付けば周囲は多数の正体不明の敵艦に囲まれていたが…この光景は、想定内だ。


『一斉砲撃と共に、メインエンジン稼働開始!!』

ドォゥォォォォォォォォォォ!!


 全ての兵装が声を上げ、敵艦が一瞬にして全てを貫かれる。

 メインエンジンがうなり声をあげ、急加速ですぐに別の獲物へと飛び掛かるかのように、動き出す。



『グレイ号発進!!敵艦隊の旗艦及び壊滅始めェェェ!!』


 号令とともに今、グレイ号が駆け抜け、敵のすべてを滅ぼすようにその火力を存分に振るい始めるのであった…





「というか、完全に突撃戦法で動いているな、グレイ号」

【だってこの船、元々海賊船ですからネ。改造に抵抗感はあれども、血の気の多さはあるでしょウ】

「血は流れていないと思うけどね」


…さて、大改装を施してどれほど強力になったのか。グレイ号の実力を見るか。

 本当は適当な宇宙海賊あたりを襲ってみてと考えたけど…これはこれで問題ないだろう。



グレイ号の改装後の戦闘となるが、どのぐらいやれるのか

魔改造を施し過ぎて、どれほどの火力が出せるのかは未知数だが、いい実験台になってくれるか…

とりあえず、殲滅させる方を優先させればいいか

次回に続く!!



…こういう戦闘シーンのBGMって、流せるならどういうのが良いんだろうか。

渦中、飛翔…色々とありそう

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