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騎士の思い

「ふぉりゃあああああ!!!」

「グアアアアアアアアアア!!!!!」

ヴェルト・シンセスト・ツーと名乗った女騎士は順調に大ウサギの数を減らしている。

「ァァァァァァァァ」

そして、たった数分でヴェルトは大ウサギを全滅させた。これでもう戦いは終わったと向こうは思っているのだろう。しかし、まだ終わっていない。

「...っぐは!!」

と言いながら口から大量の血を吐き出しているのは、俺とわずかの期間を一緒に戦った相棒、テレシアだ。テレシアは、大ウサギに不意打ちされ腹をえぐられた。

もう、もはや今、テレシアが生きているのも奇跡と言っても過言ではないほどの状況だ。

「そいつはもう助かることはない。」

「!?」

俺は声の主を見るとヴェルトだった。ヴェルトは、戦いに使った剣をしまい、申し訳ないようにそう言った。

「ふ...ふざけんじゃねぇ!!!!」

俺は、そこで感情を爆発させた。もう何がどうなっているか分からなくなったぐらいにーーーー

「...!!」

「まだテレシアは生きているんだっ!!治癒魔法とか何か使ってみろよ!!!!なぜお前はここで諦めるんだ!?」

「そんなの言ってもしょうがないでしょ!!」

俺はその答えに目を見開いた。俺はそこでヴェルトが泣いている事が分かった。

そして、ヴェルトはしゃがみこみ、叫んだ。

「あなたに私の気持ちが分かるはずないでしょ!!!!私は何人、いや何百万人の死と向き合ってきたのよ!!!」

「は...??」

そして、時間が経ちヴェルトは泣き止み言った。

「いいわ、この女を全力で助けるからその後、私と一緒に戦ってくれる...それが条件よ。」

「ああ、テレシアが助かるなら、何だってやるから!!」

「分かったわ。」

と、ヴェルトは言うと右手をテレシアの顔に近づけ叫んだ。

「スラッシュ・ヴァン・クルー!!」

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