スライムと謎の少女
異世界転移されてから3日経ってもまだモンスター1体も遭遇していない。ずっと歩いたり、走ったりしているがここは森だ。てっきり俺は森の方がモンスターはでやすいと思っていたから近くにあった森に入ってみたらこの森から出られなくなった。だが前に魔王は村を襲っていると言っていたから多分、この森を抜けれたら村に着けると思っているーーーーが正直いって食料が半分を尽きてしまった。
「どっかになんか食べ物落ちていないかな...」
もう大体1日ぐり経ったら食料がなくなってしまう。
「ん!?」
そこには赤く光る石があった。この石はよく俺が見る異世界系のアニメでよく見る、いわゆる転移石だ。
「...本物そっくりだ」
そして俺はその転移石に触れた瞬間、
「---????」
そして青いかたまりが仁を包み消えてしまった。
目が覚めた時、仁はさっきの森とまったく違うところにいた。
ぴちゃり
「え??」
ぴちゃりぴちゃり
「は??」
ぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃり
「ぁ」
ここはまさにスライムのたまり場だった。
「く...運が悪かったみたいだな。」
近くにあったでかい岩に息を殺して隠れた。だが、
ぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃりぴちゃり
スライムはすでに仁の存在に気付いていた。
「しょうがない。この木の剣で...」
俺はリュックの中にあった木の剣を取り出した。そしてスライムに振り落とした。だが、倒しても倒してもスライムの数は全然減らない。その時、俺の隣を謎の少女がスタスタと歩いてきた。
「あん...たは誰...!?」
少女は途切れ途切れの声で俺に話しかけてきた。
俺は少女にその質問に答えようとしようとした時、少女はモンスターに向かってなにか話しかけたその時、スライムは全員消滅した。
「は??ちょ待て。これはどうやって...」
「何言ってんの。ただ魔法を唱えただけよ。あんたもそんなガラクタしか持ってないの????」
そして謎の少女はどこかへいってしまった。
「この世界に人間は俺以外にいるのか!?」