ひとりぼっち
「ーーーぁー」
仁はいつも6:00でセットしたアラームで起きたーーーはずだがここは俺の部屋ではない。人も誰もいない。
「夢か...」
これは夢だと思い、俺は何度もほっぺたをたたいたりした。だが気づいた、俺は本当に異世界転移してしまった!?
「ま...じか」
でも確かに昨日異世界転移できるという噂のアンケートが学校で配られてアンケートに答えてしまった。
「いや、じゃあクラスの皆は??」
周りを見渡すと、アンケートに答えたクラスの人達がいない。
「まさか俺だけが異世界転移されたのか????」
だがそれはない。だってクラスの中でも異世界転移されてみたいと言ってた人も俺だけではなかった。
その瞬間、いきなり目の前にあった巨大スクリーンに文が表示された。
「ん!?これは...」
その文にはさすがに俺も驚いた。
=仁様へ=
あなたは昨日行ったアンケートであなただけ異世界転移されたいという気持ちがわかったので一人でここにいる村人を困らせている、魔王を倒してください。そしたら元の世界に戻れます。
「---は?一人で魔王を倒せれるでも!?でもそれも面白いな...」
俺はまずリュックの中にある荷物を確認した。中身は木の剣とチョコ(3個)だった。
「木の剣とチョコか...そんなので魔王を倒せるわけがないだろ!!!」
俺はさっき映し出せられた大スクリーンに怒鳴った。
こうして仁の魔王狩りの冒険が始まった。