哀
可哀想な奴らだ。
戯れる暇があるなら、
嘆く暇があるなら、
三,
私は考え方がみんなと違っているような気がする。
多分みんなはこの世界が中心だと考えている。転生モノのアニメなどをみていて思う。だけど、もしこの世界以外の世界が存在するとする。そして、その世界の人々が皆、この世界の住人と同じように、自分の世界が中心だと考えているのならば。
一体どこが本当の世界の中心なのだろうか?
こんな事、きっとだれも考えたりしない。私だけだ。それに悲しさも虚しさも湧いてこない。別に誰かに理解してもらいたいと思っているわけではないのだから。
昔は砂利だったはずなアスファルトに足を下ろして、また離して、進んでいく。後ろに映る影はたった1つ。私の影だけ。まるで世界で私一人だけのようで。なんだか、笑えてくる。私は嘲る。よくそんな『友情ごっこ』が出来るものだ。何が楽しくて、何が嬉しくて、そんなしょうもない事が出来るのだろうか。嘲り、そして可哀想になってくる。哀れみが込み上げてくる。可哀想な人達だ。そんなことに時間を費やす暇があるなら、テストで嘆いている暇があるのならば。しっかり自分のやることをやればいい。そうすれば、損することもない。嘆くこともないのだ。どうしてそんなこともわからないのだろうか…
何人かのグループがいくつもあり、昼ごはんを食べている。その様はまるで頭虫のようだ。どうせはこの世界で大したこともできずだれに知られるわけでもなく、ただ生きて、死ぬだけ…
ほんと
可哀想だ