第2話 ユンナクィアの姫巫女
ユフィにある研究員を紹介されたルクス
研究員が開発しているアイテムの協力にルクスを要請したのだった
ユフィ「こちらがスレイ研究員よ」
スレイ「初めましてルクス様、スレイ=ン=アードと言います以後お見知りおきを」
ルクス「あ、はい。よろしくお願いします」
しかじか会話していると、スレイはルクスが放つ魔力を人間大砲に込めて欲しいと言い出す
ユフィは危険だとダメだと言っていたがルクスは興味を抱く
興味を持ったルクスに提案をしたスレイ、開発期間が必要だと言いルクスは協力することに
数日が経過しルクスはセルウィディアの生活に慣れた頃、スレイから報告を受け
共に大砲がある所へ向かった
そこにはユフィとその兄・ラルギスも来ていた
スレイが細かく説明し、ルクスは人間大砲の実験に志願する
ラルギスは反対するも、意気投合しているスレイとルクスに言うのは無駄だと判断した様子
そして、人間大砲に乗り込んだルクスは魔力を内側から込め始める
大砲全体が光だし、音が鳴り響く
ルクス「準備おっけーです!」
ルクスの声のあと、スレイは大砲に繋がるスイッチを押した
不可解な音が鳴り響いた
ユフィ「とめて下さい!スレイ」
スレイ「スイッチが壊れました…」
スイッチが壊れる音と共に、ルクスは人間大砲によって打ち出され東へ
何メートルか進んだ先、地面すれすれでルクスは念じて魔力が反応し、ふんわりと着地した
近くを通りかかった商兵が声を掛けてきた。
しかし、雲域が怪しく兵士を呼ばれてしまった
そこに来た兵士は赤のラインが入った鎧を身につけた兵士だった。
ルクスは説明しようとしたが兵士は聞く耳を持たず、ルクスを拘束して移動を始めた。
数時間後、到着した街は赤光都市ユンナクィア
兵士に連れられ、牢獄へ
ルクスは意味も分からず、説明を求めたが何も返答は無かった
翌日、声を掛けられた
***「出ろ」
ルクス「?」
***「護衛は要らない、私一人で大丈夫だ」
兵士「しかし!」
***「要らないと言っている!私が誰だか知っているだろう」
兵士「了解しました…」
***「では行こうか神子」
ルクス「…はい」
***「自己紹介がまだだったな、私はこの国の第一帝王・メルサ=ロウだ、よろしくな神子よ」
ルクス「僕はルクスと言います」
メルサ「うむ」
メルサに案内されながら移動する
何故だかユンナクィアの至る所を案内される、店の配置、公園
公園中央広場に到着した時、メルサが言い出す
メルサ「本当に似てるな、先代の神子に」
ルクス「え?」
メルサ「この像を見てみないか」
公園中央広場に置かれている像、石英で作られているらしく輝しく見える
作られた年月を見ると、100年前を指していた
そしてルクスはある事に気づいた
ルクス「ト…ヤ…?」
メルサ「あぁ、擦れていてよく読めないだろう?まぁ知る必要も無いが…」
***「母上、ここに居ましたか」
メルサ「何だどうした、グラン」
グラン「よその神子を連れて母上が外出したと聞いて探しに来ました」
ルクス「…」
メルサ「気にするな神子、こいつは何か何やらまで気にするたちでな、一体誰に似たんだか」
メルサ「グラン、お前は先代の神子に敬意を表するべきだ」
グラン「像を見てもなぁ、本物を見ないとわかりゃしないよ」
メルサ「実の父になんて言い草だ」
グラン「知らないよ!俺が生まれた時に出て行った父親なんて」