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第15話

いつものように支度をする家族、そこに勇朔も加わっている

琉姫「ちょっとお父さんと話あるから、二人は先に行ってらっしゃい」

悠都「ん」

真悠美「いこっか」


勇朔「何だよ、話って」

琉姫「あの話、どうしましょうか」

ルキは深刻な顔を浮かべていた。そんな顔をしているルキに対して勇朔は察した。

勇朔「そうか、来年は悠都17だもんな」

琉姫「私は行って欲しくない、どうしてあの通達が来てしまったの」

勇朔「俺が言えたギリでは無いが、君があの家系だから仕方ないって思ってしまうが何れは戻ってくるんだろう?だったら俺達が悩んだって仕方ない、一時(いっとき)の出来事として帰って来ると信じようじゃないか」

琉姫「言えないわ、悠都に」

勇朔「だが、言わなければならない。君が何処から来て、一体何を背負っているのか」


話し合いをして数十分、二人は家を出て先に行っている悠都と真悠美の場所へと向かった。


真悠美「うーん、お母さん達遅いね~」

悠都「また、あの話をしてるのかな…」

真悠美「何の話?」

少し距離がありつつも、少し大きい声で会話をしている二人。

悠都は何でもないと言って、作業を再開する。

真悠美の所へ琉姫と勇朔が合流。その時、悠都は何かを見つけて

悠都「何か見つけた!お姉ちゃん引っ張るの手伝って!」

と悠都が大きい声で言った。真悠美が悠都の所へ行くと…。


真悠美のあとを追いかける琉姫と勇朔、そこで見た物とは…。


真悠美「悠都…、どこ行ったの…」

悠都が居たと思われる場所に、勇朔がプレゼントしていたペンダントが落ちている。

勇朔「悪ふざけしてないで、出てきなさい」

と発言する勇朔だが

勇朔、琉姫、真悠美の他に人の気配が無かった。

悠都が見つけたと言っていた所にはペンダントの他に、杖のような物が。

勇朔がそれを引っ張り出すと、悠都と真悠美の祖父に当たる人物がよく使っていた杖が見つかる。

琉姫がポケットから取り出した写真と合わせると、やはり一致する。

琉姫「父が使っていた杖と同じ」

しかし、そこには悠都はおらず。琉姫達はのちに捜索願を出した。


日にちが経過するにつれて、次第に琉姫は思ったのだ。

17歳を待たずして、連れて行かれたのではないかと。

琉姫「父の時は17歳だったのに、どうして…」

勇朔「待とう、いつか悠都が帰ってきた時に"おかえり"と言えるように」


後日、琉姫は真悠美に事情を話した。

真悠美は苛立ち、どうして"私"ではないのと怒り、苦しむ。

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