表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

閑山自撰詩篇

すごい

作者: 竹井閑山

詩とは何だろう

定義しようとしたけれど

イメージできる詩作品って

ポーのアナベル・リーくらいかな


その点西洋の音楽は

バッハからショスタコーヴィチまで

天翔るような才人の

華麗な作品でいっぱいだ


モンテヴェルディまでさかのぼってもいいし

武満徹を加えてもいいけど

音楽史を花開かせたのはバッハで

終わらせたのがショスタコーヴィチ


ショスタコーヴィチの何がすごいって

バルトークがパロディで茶化しても

フルトヴェングラーが幼稚症と揶揄しても

韜晦しきれない偉大さが

歴史の波に洗われて

浮びあがってくるんだものな


詩人は何をしていたんだろう

お酒を飲みすぎていたのかな

それでもバッハを震撼させた福音史家や

ドビュッシーに霊感を与えたマラルメは

おたまじゃくしを使わなくても

作曲家の上に立っている


詩ってすごいんだ

うまく定義できないけれど

ペン一本で大きな風車の

作曲家たちと渡り合う


書かざる詩人を目指してたけど

何でもいいから書いてみよう

詩作品とは呼べないにしろ

すごいものにはあやかりたい


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ