メインキャラクターのその後 その1
【五十嵐静希】
その後も喜吉学園に通い度々面倒に巻き込まれながらも普通に学校を卒業する。卒業後は明利と籍を入れ雪奈を含めた新婚生活を満喫する。
卒業後は軍の特殊部隊に身を置き、数年は城島のアドバイス通り大人しくしていたがある事件をきっかけに本性を表していき軍の内部にほぼ独立状態の部隊を新設する。
日本という枠組みにとらわれず各国からの依頼をこなし、忙しそうに暮らすことになり、人生を数回遊んで暮らせるレベルの金を稼ぐことになる。
二十歳になった時に二児の父になり、同時に一軒家を購入(一括払い)
昔から付き合いのあった人間から言わせると少し子供に甘くなったとのこと。
歳を重ねるごとに勢力と実績を増やしていき、三十二歳の頃に『最高の能力者』の称号を得る。
三人の弟子をとり、それぞれ一人前の能力者に育て上げることになる。良い意味でも悪い意味でも、この三人の弟子は有名になっていくがそれはまた別の話である。
生涯で八回船に乗り、八回とも何かしらの事故か面倒事に巻き込まれるという圧倒的な水難を持ち、部下や友人からも『静希と一緒の船には乗りたくない』と言わせるほどである。
六十六歳で死亡、病死と老衰のどちらかであると思われるが詳細な原因は不明とされている。
彼の所持していた左腕、『ヌァダの片腕』は五十嵐家が厳重に保管することとなる。
【メフィストフェレス】
事件後も静希と一緒に行動し、彼が死ぬまでずっと共にいつづけた。
静希の子供たちを見ていろいろと世話を焼いた時期がある。
歳月が立てばたつほど変化していく日本の娯楽に歓喜しながら日々を満喫、静希達に許可を取りブログを開設する。
これが思いのほか好評で約四十年間更新し続けた。彼女がこれほどまでに長続きしたのはこれが初めてであるという。
静希が死ぬと同時にブログは停止、彼女自身も行方知れずになる。
【邪薙原山尊】
事件後も静希の守り神として静希達を守り続けた。
静希と子供に妙に懐かれることから、幼少時の子守の時邪薙がちょくちょくと面倒を見ることが多かった。
自我が目覚める頃に少しずつ距離を取り、教育は明利と雪奈に任せることになるのだが、その時少しだけ寂しそうにしていたのは気のせいではないだろう。
静希の死後、五十嵐家の守り神として当主にのみその存在を教えるという掟を作り以後家を守り続ける。
【オルビア・リーヴァス】
事件の後も静希の剣として仕えつづけた。
子供が生まれた際、夜泣きなどが起きても素早く対処し相変わらずの完璧っぷりを見せつけ、雪奈から正式にメイド服を進呈されるなど騎士としてどうなのだろうかという一面を見せる。
パソコンなどの作業もこなし、秘書のような仕事もしていた。時には株取引までして家庭に貢献し始める。もう騎士ってなんだっけ状態になってしまった万能な霊装
静希の死後、静希としたある約束を果たすために行動する
【フィア】
事件後も相変わらず静希の使い魔として元気に動き続けた。
五十嵐家のペットとして子供たちの前にも姿を現すことがあったが、随分寿命が長いよねと時折怪しまれることもあった。
静希の死後魔素の供給が受けられなくなり、活動を停止する。五十嵐家の庭にはフィアの墓が存在する。
【ウンディーネ】
事件後も静希に仕え、静希が事件に巻き込まれるたびに自分の新しい住処を模索し続けた。
静希が五十代の頃、ようやく自分の住処にふさわしい湖を見つけその場を住処とする。
彼とある特殊な契約、というより約束を交わしそこで別れ徐々に力を取り戻していくことになる。
【幹原明利】
学校卒業までにいくつもの資格を取り、卒業と同時に静希と入籍、二十歳の時に子供二人を出産する。
身長はそれ以降も全く伸びず、子供たちにもすぐ抜かされてしまった。
ただ身長が伸びない代わりにまったくと言っていいほど外見が変わらず、子供の同級生に子供の妹扱いされ軽く絶望する。
五十代になってようやく小じわが出始めた彼女の体の神秘に同級生の女子たちは『実は明利は人外なのではないか?』という疑問を持つが、彼女は立派な普通の人間である。
持ち前のガーデニングの技術と知識を活かして植物の奇形種をいくつか庭で栽培し、ある意味魔境を作り出す。
なおそのうちの一本が喜吉学園に寄贈されることになる。
【響陽太】
事件後もひたすら鏡花とともに鍛錬を積み、三年の夏に始めて石動に勝利する。総合的には石動に勝ちこされ、勝利したのは片手で数えるほどだった。
その後軍に配属され、前衛として確かな実力を発揮する
二十代後半に同期の石動と『最強の能力者』の座を争うことになり辛くも勝利する。
学校卒業後しばらくしてから鏡花と結婚、一児の父となる。
両親とは相変わらず不仲が続いているが、子供が生まれたことをきっかけに鏡花の采配で少しずつ関係の緩和を始める。
姉は相変わらず苦手だが、彼女の愛情も少しはまともに受け止められるようになっていく。
【清水鏡花】
事件後も相変わらず静希を中心とした面倒事に巻き込まれ続け、それでも班をまとめ上げつづけた。
面倒事に巻き込まれ続けたおかげか静希と同等かそれ以上の情報処理能力を有することになる所謂たたき上げの道を歩むことになる。
名実ともに班の長となった鏡花は卒業後大学に通いながら企業や軍からの依頼をこなしていく。
大学卒業の前に陽太と結婚し、名前を響鏡花へと変更する。
その際に陽太の姉である実月にいろいろと話をされたのだが、それはまた別の話である。
結婚後は何でもできる専業主婦に。だがその力を見込んで数年間軍などからオファーが続く。時折静希の依頼でいろいろと作成したり任務に同行したりしているスーパーお母さんに変貌。
静希や陽太が所属している軍の隊員からも『鏡花姐さん』と呼ばれるほどのカリスマを発揮する。実はこの人が一番権力を持っているのではないかと軍の中ではもっぱらの噂である。
なお、子供がしっかりと成長した後、ウェパルと一時的に契約を交わすことになる。
【深山雪奈】
学校を卒業後軍に配属、主に奇形種相手の部隊に配属され一年足らずで頭角を現す。
実績をこなすうちに前衛としてだけではなく、一つの部隊を任されるようになり、生涯現役を貫き通す。
二十代後半になったあたりで静希の子を出産、幸せな家庭を築くことができる。
静希と明利の子も自分の子も溺愛しており、あまりの甘やかしっぷりに静希と明利の頭を悩ませている。
母親としては欠陥があるかもしれないが、彼女自身それでいいと思っている節がある。
母親役は明利に任せると公言するダメなお姉さん。
子供たちに自慢の剣術を教え、優しく甘く厳しい一面をしっかりみせていた。
【城島美紀】
静希達が卒業する歳に前原と結婚し、名前を前原美紀と改める。
子供も生まれ、家庭に入るかと思いきや教師であることは続けている。
子供は当然ながらエルフだが、彼女自身自分の体のことを受け入れ始めているようである。
実の母親との和解は済んでいないが、以前のような強烈な恨みは持たなくなったようである。
感想、活動報告などからの皆様のお言葉非常に嬉しく思います。
多くの方に読んでいただけていたようで本当にうれしい限りです。
以後このように各キャラクターのその後を大まかながらに書いていこうと思います。
メインキャラクターとあとはサブキャラクターなどを記していく予定ですのでもう少々お待ちください。
このキャラのこの時期の詳細が知りたいなどということがあれば感想かメッセージをいただければ可能な限りお答えしていくつもりです。




