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パート4-2:レッスン後のざわめき、黒い翼の絆

夜11時。東京のスタジオ控室は、レッスンの熱気がまだ冷めやらぬ空気に包まれている。

床にはペットボトルやタオルが散らばり、メンバーの疲れと緊張が漂う。

NectarVowの6人。

アオイ、カノン、ヒナ、ユイ、リン、ミヅキは、ソファや床に座り込み、追い込みレッスンの余韻に浸っている。

霧島玲の厳しい指導が、まるで冷えた石の迷宮の風のように心に響く。

アオイとカノンの顔には重圧の影、ヒナはギターを握ったまま目を伏せ、ユイはキーボードの楽譜をそっと見つめ、リンとミヅキは疲れた体を寄せ合う。


『Eternal Wings』イベントのプレッシャーが、控室の空気を重くする。

それでも、メンバーだけの空間で、霧島玲への想いが言葉となって溢れ出す。

「はぁ…玲さんの指導、ほんと厳しいね…。」

アオイがソファに深く沈み、マイクを手にため息をつく。

包容力のあるリーダーらしい声だが、プレッシャーでかすかに震える。

「『魂を全部ぶつけろ』って…優しい声で言うけど、めっちゃ鋭いよね。

私のボーカル、縮こまってたって。

確かにビビっちゃってるのかも…。

でも、玲さんの言う『闇の翼の騎士の魂』、なんか燃えてくるよ。

みんな、玲さんのこと、どう思う?」

「うーん、玲さん、優しいけど怖いよ~!」

カノンが床に座り込み、ギターを膝に抱えて笑う。

明るい声だが、プレッシャーで目が少し曇る。 「『冷えた石の迷宮の絶望を切り裂け』

って…そんな深い音、すぐ出せないよ!

でもさ、玲さんのアンバーの目、めっちゃ真剣で…なんか、信じてくれる感じするよね。

私、プレッシャーでガチガチだったけど、玲さんの言葉でちょっとだけギターに力入った気がする。」

「カノン姉さん、わかります。

でも、私、玲さんにめっちゃ厳しく言われた…。」

ヒナがギターを握り、目を潤ませる。

ピュアな声に不安が混じるが、どこか決意が滲む。 「『甘い』って…『自分を削れ』って。

コードに魂乗せるって、頭じゃ分かるけど…心削るの、怖いよ。

でも、玲さんが『NectarVowの心臓』って言ってくれて…私、逃げちゃダメですよね。

『黒い翼を広げて飛べ』、ちゃんと届けたい。」

「ヒナ、大丈夫だよ。君のコード、ほんとピュアで綺麗だから。」

ユイが楽譜を手に、繊細な声で囁く。

「玲さんの『もっと存在感を』って言葉、キーボード弾く手が震えたけど…なんか、やってやろうって思えた。

『闇と光を繋ぐ音』って、玲さん、私のことちゃんと見てくれてるんだなって。

アオイ、カノン、ヒナちゃん…みんな、玲さんの厳しさ、プレッシャーだけど、愛感じるよね?」

「ハハッ、愛か!? 確かに、玲さんの厳しさ、なんか熱いよな!」

リンがドラムスティックを手に、力強く笑う。 「『ビートに爆発力がない』って、優しい声でガツンと言われたぜ!

でもさ、玲さんの言う通りだ。私のドラム、もっとステージ揺らせるはず。

NectarVowの骨格、ちゃんと支えるよ。ミヅキ、お前もだろ?」

「ふっ、もちろんよ、リン。」

ミヅキがベースを膝に置き、スパイシーな笑みを浮かべる。

「玲さんの『低音で支配しろ』って言葉、ゾクゾクしたわ。

うねりはいいけど、もっと大胆にって…確かに、私のベース、もっとイカれた音出せるはず。

玲さん、優しいのに目がマジ怖い!

でも、なんか…信頼されてる気がするよね。」

「うん、みんなの言う通り、玲さん、めっちゃ厳しいけど…。」

アオイがマイクを握り直し、微笑む。

「私、最初、玲さんの指導にビビってた。

あのプレッシャーやばいよ。

でも、玲さんが『Crimson Veil』の話してくれたとき、なんか…心に響いた。

ハードロックで吠えてた玲さんが、NectarVowの絆を信じてくれてるんだ。

私たちの『蜜のように甘く、誓いのように深い』って魂、ちゃんと届けなきゃね。」

「そうだよ、アオイ! 玲さんの厳しさ、愛だよ、絶対!」

カノンが立ち上がり、ギターを構える。

「私、プレッシャーで縮こまってたけど…玲さんの『限界を超えろ』って言葉、なんかスイッチ入った!

冷えた石の迷宮、切り裂くよ! ヒナのコードに私のギター、絶対バッチリ合わせる!」

「カノン姉さん…ありがとう。」

ヒナがギターを強く握り、目を輝かせる。

「私、玲さんの厳しさ、怖かったけど…『心臓』って言われたの、嬉しかった。

自分削るの、怖いけど…みんなと一緒なら…。

『黒い翼を広げて飛べ』、暁の祭壇の光みたいに、届けます。」

「ヒナ、最高だよ。みんな、最高!」

リンがドラムスティックを振り上げ、叫ぶ。

「玲さんの『爆発力』、絶対見せるぜ! NectarVowの骨格、ガッチリ固める!」

「ふっ、リン、負けないわよ。」

ミヅキがベースを構え、ニヤリと笑う。

「低音で支配するって、玲さんの言葉、めっちゃ燃える! ステージ、ぶちかますわ!」

「うん、みんな…玲さんの厳しさ、NectarVowの絆を強くしてくれるよ。」

ユイが楽譜を胸に抱き、柔らかく微笑む。

「『闇と光を繋ぐ』って、玲さんが私の音を信じてくれてる。

みんなの音と一緒に、明日の舞台、輝かせるよ。」控室の空気が熱を帯びる。

アオイが立ち上がり、マイクを握り、仲間を見つめる。

「NectarVowはただのバンドじゃない。

みんなの心、蜜みたいに甘くて、誓いみたいに深いんだ。

玲さんの厳しさ、プレッシャーだけど…私たちを信じてくれてる。

『Eternal Wings』イベント、4000万人のプレイヤーの心、絶対掴むよ。

『黒い翼を広げて飛べ』、一緒に飛ぼう!」

メンバー6人の手が重なり、まるで『Eternal Wings』の暁の祭壇で誓うように一つになる。

霧島玲の厳しい指導の余韻の中、NectarVowの絆は力強く羽ばたき始めり。



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