美月 (ミズキ)- 影からの解放
奏と沙羅はLush Abyssのステージ脇で、美月(20歳、ピンクツインテール、小柄で愛らしいビジュアル)の映像を観る。
美月は「BlazeHeart」のベーシスト兼コーラスとして、凛と地元を沸かせ、華やかなヴィジュアル系ロックのグルーヴと明るくポップなコーラスで魅了。
彼女の小柄で愛らしい姿—華やかな笑顔と柔らかな雰囲気—は、コーラスの透明感と相まって観客を惹きつけた。
だが、不協和音とリーダーの支配で解散。
「ベースが地味」
と言われ、傷ついた。
「私の音、響かない…」
レーベル社員の
「共感性の高いグルーヴと素晴らしいコーラス技術」
の報告を受け、沙羅が美月をスカウト。
「美月、お前のベースはバンドの背骨だ!絶対輝ける!」
奏は美月の音に可能性を見た。
「美月の音は、明るくポップな共感性と切ないメロディを持つ」
奏が優しく近づく。
「美月ちゃん、ベースでバンドを支えて。あなたの音は絶対に必要だよ」
奏は美月の可能性をこう語る。
「彼女のグルーヴは、NectarVowの背骨として輝く」
美月はベースを手に立つ。
小柄な姿がコーラスで輝き、課題曲「負けないで」を刻む。沙羅が叫ぶ。
美月は凛の笑顔を思い出し、ベースを弾く。
「私の音、凛となら届く…」
奏が沙羅に囁く。
「彼女たちは、もっと光るよ」
沙羅が熱く応える。
「絶対、てっぺんぶち抜くからな!」
美月の愛らしいビジュアルと感性のコーラスが、バンドを支える。
奏と沙羅は、NectarVowの未来を確信する。