パート5:ステージで輝く
渋谷のライブハウス、
薄暗い照明と蜂モチーフの装飾が
NectarVowの熱気を予感させる。
定期ライブの開演前、客席がざわめき始めた。
入口に、ヒナを虐めていたグループが現れた。
リーダー格の生徒を含む5人、カナから渡されたチケットを手にそわそわと入ってくる。
沙羅が黒いスーツで現れ、優しい笑顔で出迎えた。 「ようこそ、
今日は楽しんでね。」
だが、沙羅の目は獰猛な獣の眼差し。
元ヤンの気迫が漂い、虐めグループは息を呑む。
リーダー格の生徒が小さく呟いた。
「あ、あの…
チケット、貰ったんで…」
沙羅は笑顔のまま、
「そ。VIP席、用意してあるよ。
特別な夜になるから、しっかり見てな。」
虐めグループは恐縮し、スタッフに導かれVIP席へ。
沙羅は背後でニヤリと笑い、
「カナ、いい仕事したな。ヒナ、お前の出番だぜ。」 沙羅の策略は、メンバーやヒナは、知らない。
観客の歓声が響く。
NectarVowのメンバーがゴスロリ衣装でステージに登場。
1曲目は「永遠の風」。
アオイの力強いボーカルが会場を包み込む。
カノンのリードギターが
鋭く切り込み、ヒナのサイドギターが繊細に寄り添う。
ユイのキーボードが幻想的な音を重ね、
リンとミヅキのリズムが
会場を揺さぶる。
2曲目は「悪魔のささやき」。
ミヅキのベースが重く響き、 ヒナははつらつと演奏。
虐めグループがいた学校の暗い記憶を
吹き飛ばすように、
弦を力強く弾いた。
VIP席の虐めグループはヒナの姿に目を奪われ、 「三宅…あんな風に笑ってたっけ…?」
リーダー格が呟き仲間が戸惑う。
3曲目は新曲、
「明日へ歩き出す、今」。
奏のプロデュースによる
「再生」のテーマが炸裂。 アオイが歌い上げる。 カノンのギターリフが
情熱的に響き、
ヒナのサイドギターが
優しく寄り添う。
ヒナはステージ中央で
堂々と演奏。
虐められていた日々の不安を
音楽で振り払うように、
瞳が輝いていた。
VIP席の虐めグループは
驚きを隠せない。
「あれ、本当に三宅陽菜…
?」
沙羅は客席の後ろで
腕を組み、
ヒナの姿を見守る。
「ヒナ、最高だ。
まだ本番はこれからだぜ。」
奏がバックステージで微笑み、
「ヒナちゃん、
ソロ、楽しみだよ。」
ライブは最高潮に向かい、
ヒナの「天国への階段」が
待っている。
明日へ歩き出す、今
作詞作曲NectarVow アレンジ奏
【https://drive.google.com/file/d/1oiyAAb2AKvjntiehaRWjPgkTpyU-fSuG/view?usp=drivesdk】




