パート4:カノンの部屋
翌日、ヒナはカノンの部屋にやってきた。
東京の小さなアパート、壁にはギターとポスターが並ぶ。 ドアを開けたカノンが
ヒナを温かく迎えた。
「ヒナ、よく来た!
助っ人呼んだから。」
部屋に入ると、
リナがアコースティックギターを構えて待っていた。カジュアルなTシャツ姿。
ヒナは驚き、
「リナさん…?どうして…」
カノンが笑い、
「次のライブ、ヒナのソロを完璧にしたいだろ?
リナのギター、めっちゃ参考になるぜ。」
リナがニヤリと笑い、
「ヒナちゃん、よろしくな。
一緒に最高の音作ろうぜ。」
ヒナは緊張しながら、
「カノン姉さん、リナさん…
ありがとう。」
3人は部屋の中央に座り、
アコースティックギターを手に準備を始めた。
カノンがギターを手に、
「ヒナ、定期ライブの最後、
お前の音で締めるんだ。
どんな曲がいいと思う?」
ヒナは俯き、
「分からない…
何を弾けばいいか、
1人でステージ、怖くて…」
リナがヒナの肩に手を置き、
「ヒナちゃん、この前のライブでも見てたし、
元々はストリートで弾き語りしてたんだろ?
演奏の技術はある。自信もっていこう。」
ヒナは小さく頷き、
「リナさん…でも、私、ちゃんとできるかな…」
カノンが明るく、
「ヒナ、できるって!リナと私で、バッチリな曲見つけるぜ。」
カノンとリナが交互にギターを弾き曲を提案し始めた。
カノンはエモいメロディ、リナはハードなリフを織り交ぜる。
ヒナは二人の音を聞き、
少しずつ心が軽くなった。
リナが静かに弦を弾き、
荘厳なメロディが響く。
ヒナの目が輝いた。
「リナさん、今の曲はなんて曲ですか?」
リナが笑い、
「レッド・ツェッペリンの天国への階段だよ。
気に入った?」
ヒナは力強く頷き、
「はい…この曲、なんか…心に響く。」
カノンが拳を握り、
「よし、この曲を仕上げよう!
ヒナのソロ、絶対エモいぜ!」
3人はギターを構え、
「天国への階段」のアコースティックアレンジに挑戦。
カノンがイントロのコードを提案、
リナがアルペジオのアレンジを加える。
ヒナは二人の指導の下、
弦を弾く手が震えながらも、
少しずつ自信を取り戻した。
「カノン姉さん、リナさん…
私、頑張る!」
猛特訓が始まった。




