パート1:打ち上げの火花
横須賀「Sea Stage」の楽屋は、
「Revenge Night」の熱気でまだ熱い。
NectarVowとUnnamed Bandのメンバーが、
ビールやジュースを手に集まる。
壁のスクリーンには、
#RevengeNightのX投稿が映し出される。
「アイカとアオイのハグ、泣ける!」
「沙羅さんのママ力、最高!」
ファンの声が、楽屋を盛り上げる。
NectarVowのゴスロリ衣装
(黒と深紅、蜂モチーフ)と、
Unnamed Bandのハードロックスタイル
(レザーとチェーン)が、
楽屋に鮮やかな対比を生む。
アイカが、
ソファでアオイに話しかける。
「ねえ、アオイ、 StellarWings時代、 私たち、よくケンカしたよね。
あのライブ、私がアドリブ入れたら、 アオイが『規律守れ!』ってキレたの覚えてる?」
アオイはビールを一口、
ニヤリと笑う。
「ハハ、忘れるわけないよ!
アイカが勝手に歌詞変えたせいで、
リズムがグチャグチャ。
リナが楽屋で『アイカ、自由すぎ!』って
キレてたよね。」
二人は笑い合い、
StellarWings時代
(アイカの自由奔放vsアオイの規律重視)の
わだかまりが、
今は懐かしい思い出だ。
沙羅(NectarVowのマネージャー、
母性全開)が横で微笑む。
その隣では、
NectarVowのギタリスト・カノンとUnnamed Bandのギタリスト・リナが、テーブルを挟んで火花を散らす。
カノンがギターを手にリナを挑発。
「リナ、 今日の『Break the Chains』のソロ、
悪くなかったけど、ちょっと教科書通りすぎかな?
私の『君のままで』みたいに、魂で弾いてみなよ!」
リナは髪をかき上げ、
鋭い目で返す。
「ふん、カノンこそ、ゴスロリのフリフリで気取ってるけど、ソロにパンチが足りないよ。
私の『Shine Again』のリフ、もっとガツンとやってみろって!」
二人のギタリスト魂が激突。
楽屋の空気が一気に熱くなる。
ヒナが叫ぶ。
「カノン姉さん、ケンカはしないで。」
ミユ(Unnamed Bandのキーボード)が呆れ顔。
「リナ、ちょっと落ち着きなよ。」
ユイが仲裁に入る。
「ね、ね、二人ともせっかくの打ち上げなんだから、仲良くしようよ?」
だが、リン(ドラム)と
ミヅキ(ベース、NectarVowの親友コンビ)は、
ニヤニヤしながら煽る。
「いやいや、
このバトル、めっちゃ面白いよ!」
「カノン、リナをぶっ潰して!」
奏は、沙羅の隣で微笑む。
「この火花、悪くないよね。
何か面白いことが生まれそう。」
「よし、決着つけよう!」
リナがギターを手に立ち上がり、
カノンも負けじと構える。
楽屋の隅のアンプにシールドを繋ぎ、
即興バトルがスタート!
カノンのソロは、
元インディーズでならした妖艶なメロディに、重厚なグルーヴが混ざる。
蜂の羽音のような鋭いピッキングが響く。
リナのソロは、ハードロックの荒々しさ全開。
チェーンのジャラ音に合わせた 重低音リフが楽屋を揺らす。
メンバーたちは、
ライブ会場さながらに叫ぶ。
「すげえ!」
「どっちもやばいよ!」
沙羅は拍手しながらママ全開で叫ぶ。
「カノン、リナ、 どっちも最高だ!」
アイカとアオイは、
バトルを眺めながら昔話を続ける。
「ね、アオイ、
StellarWings解散したとき、
正直、寂しかったよ。
こうやってまた笑えるなんて、
夢みたい。」
アイカの言葉に、
アオイは目を潤ませる。
「…私もだよ、アイカ。
今日のアイカの声、魂に刺さった。」
二人はグラスを合わせ、
過去のわだかまりを完全に洗い流す。
バトルはさらに白熱。
カノンとリナが同時ソロでハモり合い、
楽屋は熱狂に包まれる。
奏がメモを取りながら呟く。
「この化学反応、
絶対次に活かすべき。」
沙羅が笑う。
「奏、仕事熱心すぎ!」
バチバチのバトルは深夜まで続いた。




