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パート4 陽菜(ヒナ)
翌日のスタジオ。
ドアが控えめにノックされ、ヒナが現れる。
制服のまま、ギターケースを背負った姿。
「わ! ヒナちゃん、来た!」
カノンが飛び跳ねて出迎える。
リンとユイが笑顔で手を振る。
「ようこそ! 緊張しないでね!」
ミヅキがニヤリと近づく。
「ふーん、ほんとにかわいいじゃん。
ギター、弾いて見せてよ。」
アオイがミヅキを軽く肘でつつく。
「焦らせないの。ヒナ、ゆっくりでいいよ。」
沙羅が紅茶を差し出す。
「とりあえず、座って。
ここ、家族みたいなもんだから。」
ヒナは緊張しながらも、メンバーの温かさに少し肩の力を抜く。
最初は見学だけだったが、練習が始まり、ヒナはカノンの隣でギターを構えた。
最初はミスもあったが、カノンのリードに合わせ、
ヒナのアルペジオがバンドの音に溶け込む瞬間があった。
練習後、リンがヒナの肩をポンと叩く。
「ヒナ、めっちゃいいよ! 絶対一緒にやろう!」
ユイが優しく微笑む。
「ヒナちゃんの音、バンドに新しい色をくれる。」 ヒナは目を潤ませ、頷く。
「…私、やりたいです。
このバンド、加入させてください。」
メンバー全員が歓声を上げる。
アオイが静かに微笑む。
「ようこそ、NectarVowへ。」




