表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/118

パート1 次のステップ

静かなカフェの片隅。

奏はテーブルの上にタブレットを置き、沙羅と向き合う。

いつもの軽やかな雰囲気は鳴りを潜め、真剣な眼差しだ。

「沙羅、ちょっと相談があるんだけど。」 沙羅はコーヒーを一口飲み、真面目モードに切り替わる。

「どうしたの? 」

奏はタブレットをスライドさせ、動画を再生する。

画面には、ストリートでアコースティックギターを弾く女子高生。

シンプルなコード進行、透き通るような声。

「この子、たまたま通りかかった道で演奏してて。

思わず動画撮っちゃったんだ。」

沙羅は眉を寄せ、動画に目を凝らす。

「ふむ。キー自体はありふれてるけど…

ギターの音に優しさがあるね。声も、透明感がすごい。」

奏が頷く。

「でしょ? NectarVowの音、もっと厚みが欲しいと思ってて。

この子なら、バンドに新しい色を加えられる気がする。」

沙羅が腕を組む。

「スカウトしたいってこと?」

「うん。絶対にこの子がいい。」

沙羅は立ち上がり、ジャケットを手に取る。

「わかった。私がスカウトしに行くよ。」

「待って、沙羅。」

奏が慌てて止める。

「今回はメンバーにスカウトに行ってほしいんだ。」 沙羅が怪訝な顔で振り返る。

「メンバーに? なんで?」

奏は微笑む。

「だって、バンドの絆って、そういうところから生まれるじゃん。

新しい仲間を迎えるなら、メンバー自身が動いた方がいい。」

沙羅は一瞬考え、頷く。

「…確かに。じゃあ、メンバーに話してみるよ。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ