あたしのコラボリューション
大仰な(汗)
閉じた箱庭にブリキの王国を築きあげてたけど
窮屈な四角のへりが見えたら
星空か地平線に扉をひらくのもいい
あっちの世界とのいくつかの限られた公約数は
たんなる足がかりでしかなくて
いくでもある公倍数へのでっかいジャンプで
あたしとあっちとの ふたつの
どちらの世界ともちがう
さらなる異世界へのワームホールを穿つのだ
わかりやすくケミストリって呼んでもいいよ
だけど これはちゃんとした化学反応
水とお砂糖で砂糖水なんて
混ぜものをつくるんじゃなくて
炭素と水素と酸素を持ち寄って
有機物をねりあげたり
塩素とナトリウムでお塩を爆誕させる感じ
ひきだしで例えると
おたがいの ふだんあけてない段を
ひっぱりだすのにとどまらず
まったく新しい段を
思いも寄らない場所にそなえつけて
そこにふさわしいもので満たすが如し
これぞあたしのコラボリューション
レボリューションを巻き起こすコラボレーションで
イリュージョンを超越した具現化を手に入れる
限界突破のイマジネーション
この御業こそが
魔法使いで 錬金術師で
マッド・サイエンティストで革命家で
そのうえロックンローラーな
あたしのあたしたるゆえんなのだ
私は、そんなたいしたものじゃないですけどね(ぼそっ)。
そうありたいものです。