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災いの爪  作者: 豆粒
町潜入編
8/75

6話 上位種


 ということで、今町へと向かっております。いやーやめて、本当に。こっちには女の人たくさんいるんだぞ!戦えない人とかな!なのに、まあ、この森と来たら……ゴブリン、ゴブリン、ゴブリンetc………帰れ!!

 エレンさんの話によると魔の大森林の西側はゴブリンの縄張りで、ゴブリンキングが頂点に君臨しているらしい。ゴブリンキングはAランクの魔物で、Aランク冒険者数人いないと倒せないらしい。倒してしまったけどね。

 東側は、フォレストウルフの縄張り、南はオークとオーガ、北はドラゴン。真ん中にはダンジョンがあるらしい。


 それはともかくとして、そろそろ町が見えるころらしい。一応ついて行くことになって三日はたっている。その間にレベルがまたカンストしてしまった。進化先はなんと


『種族進化を行えます』


『進化先』


『サンドウルフ』

『ウェアウルフ』


 と出たんだ。あれれ?前の進化先から今なっているスノーウルフが消えただけだぞ?うーむ…なぜだろうか……?全部進化してみれば新しいのが出てくるかもしれないな!とりあえず上から順でサンドウルフになろう!


 そう考えた瞬間また前のように全身が光った。数秒後おさまると、砂の狼が現れた。


『厳暑耐性を取得しました』

『極寒耐性と厳暑耐性が統合され、熱変動耐性を取得しました』

『岩魔法を取得しました』

『土魔法と岩魔法が統合され、砂魔法を取得しました』


『熱変動耐性』

 周りの気温が変わっても影響を受けない。


『砂魔法』

 土魔法と岩魔法が統合された魔法。固めて土や岩にすることもできる。


 ほほう…!!熱変動耐性は有用だ!素晴らしい!でも、砂魔法はあまりよくわからないな……。


「狼さん!町が見えましたよ!どこですか!?」


 エレンの声が聞こえた。どうやら町についたらしい。


「うわ!そ、その姿、ど、どうしたんですか!?」


『うむ、秘密だ。そんなことより町に着いたのか?』


「ええ!」


『そうか!それでは我は行くとしよう』


「あ、あの!」


『なんだ?』


「お、お名前は?」


『うむ?我の名か?』


 考えてなかったな……うーん………


『我の名は……ウルフ・クローだ』


 瞬間、彼は意識が曖昧になった。が、今ここで意識を失う訳にはいかないので走り去った。意識を失う直前にステータスを確認した。


『ステータス』

名前:---

種族:サンドウルフ(希少種)

年齢:0歳

職業:---


Lv:20/20

生命力:598

魔力:583


物攻:665

物防:580

魔攻:578

魔防:573

知力:150

俊敏:595

器用:150

幸運:100


称号:異世界転移者、異世界転生者、希少種、賢き魔物、幸運な男、希少種殺し、ゴブリンブレイカー


ユニークスキル:異世界言語、鑑定LvMAX、隠蔽LvMAX、諍いの爪


種族スキル:思念伝達、暴狼化


ノーマルスキル:嗅覚強化Lv5、聴覚強化Lv5、隠密LvMAX、思考加速Lv8、並列思考Lv1、気配察知Lv5、魔力察知Lv5、火魔法Lv3、水魔法Lv4、風魔法Lv3、雪魔法Lv1、砂魔法Lv1


エクストラスキル:熱変動耐性、ゴブリン特効EX


 それを最後に意識を失った。その直後彼の頭の中に声が響き渡った。無論、彼には聞こえていない。


『ウルフ・クローの名前を認証』

『サンドウルフのLvをマックスに、種族進化を行います』

『ウェアウルフへの進化を行います』


 過去に、自分で名付けを行った魔物はいない。いや、いなかった。彼はそれを可能とした。


千匹狼サウザンドウルフを取得しました』


 森は嘲るようにざわめいた。

展開が早すぎますね………

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