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災いの爪  作者: 豆粒
町潜入編
4/75

3話 自分の力

ステータス公開します。


 うーん………これはもう……ひどいな……この魔物?がかわいそうだ。この魔物みたいなものはなんだろうか…


『ゴブリン(希少種)の死体』

 ゴブリン(希少種)の死体。通常のゴブリンより肉が美味しいが、食料がない時になどしかオススメはできない。


 おおう!また突然出てきた!なんだこれ!本当にもう!びっくりするな!……ん?ちょっと待てよ?ゴブリンって!!!!!!ここは………もしかして異世界???漫画とか小説とかアニメとかの???え??本当に?なんでやねん!!!!!なにがどうなった!!!いや!!ステータスある時点で可能性は考えてたよ!!!


 とりあえず、ここが本当に異世界なんだとしたら!まず!!自分の能力を把握しないとダメだよな。それじゃあ……ステータスを見てみようかな?



『ステータス』

名前:---

種族:フォレフトウルフ(希少種)

年齢:0歳

職業:---


Lv:3/20

生命力:75/75

魔力:45/45


物攻:50

物防:40

魔攻:35

魔防:25

知力:150

俊敏:70

器用:20

幸運:100


称号:異世界転移者、異世界転生者、希少種、賢き魔物、幸運な男、希少種殺し


ユニークスキル:異世界言語、鑑定Lv.MAX、隠蔽Lv.MAX、諍いの爪


種族スキル:思念伝達、暴狼化


ノーマルスキル:嗅覚強化Lv.1、聴覚強化Lv.1、隠密Lv.MAX、思考加速Lv.1、並列思考Lv.1、気配察知Lv1、魔力察知Lv1


 おやおや?なんだか増えていないかい?まあ、それは置いておくとして。まず、希少種ってなんだろう?


『希少種』

 ごく希に生まれる。通常の個体よりも肉が美味で、経験値は10倍。通常の個体より知能が高く、成長もはやい。そのため、人間にすぐに襲われる。隠密LvMAXを取得するが、知能が低いと持っていても意味がない。


 なるほど……って説明とか出てくるんだね。なんだか驚きがなくなってきた。もう慣れちゃったよ。

 次は、称号の確認だな。


『異世界転移者』

 異世界から召喚された者に送られる称号。異世界言語、鑑定LvMAXを取得。


『異世界転生者』

 転生した異世界人に与えられる称号。隠蔽LvMAXを取得。


『希少種』

 ごく希に生まれる。通常の個体よりも肉が美味で、経験値は10倍。通常の個体より知能が高く、成長もはやい。そのため、人間にすぐに襲われる。隠密LvMAXを取得するが、知能が低いと持っていても意味がない。


『賢き魔物』

 賢さが100を超えた魔物。この称号を持っていると異世界人達に狙われる。思考加速と並列思考を取得する。


『幸運な男』

 幸運が100を超えた男に与えられる称号。物事がいい方向に進む。かも。


『希少種殺し』

 希少種を殺した者に与えられる。気配察知と魔力察知を取得。


 なるほどな?この調子でスキルの確認もしていくか!


『異世界言語』

 異世界の言語を習得することができる。


『鑑定』

 色々なものの詳細を調べることができる。スキルレベルが高いほど詳細を見ることができる。


『隠蔽』

 ステータスの数値や文字を変更したり、隠す事ができる。隠蔽のレベルがマックスの場合、鑑定のレベルがマックスでも見破ることはできない。


『諍いの爪』

 腕を振るうと強力な爪撃を繰り出す事ができる。


『思念伝達』

 相手に自分の思念を伝達することができる。


『暴狼化』

 自分の体と力を増大させる。その代わりに理性が飛ぶ。


『嗅覚強化』

 嗅覚を強化する。レベルがあがるとかなり遠くの匂いを嗅ぐことができる。


『聴覚強化』

 聴覚を強化する。レベルがあがるとかなり遠くの音を聞くことができる。


『隠密』

 気配と魔力を抑えることができる。レベルがマックスになるとその場所にいても、気づかれないほどになる。


『思考加速』

 考える速度が上がる。レベルが高いほど、速度が上がる。


『並列思考』

 多数のことを同時に考えることができる。レベルがマックスになると、二十個のことを同時に考えることができる。


『気配察知』

 気配を察知することができる。レベルが高いほど、察知できる範囲が広がる。


『魔力察知』

 魔力を察知することができる。レベルが高いほど、察知できる範囲が広がる。


 ………長いわ!!!!!でも、早めに知ることが出来てよかったよ。自分のことをある程度知ることが出来た。そして………ゴブリンを切り裂いたのは……この『諍いの爪』ってやつだよな?強力過ぎるだろ……


 ん?なんかいる?三人くらいいる様な気が?早めにここを離れた方が……いいかな?よし!行こう!さようなら!!



  ー冒険者 カイル達の視点ー


 『彼』がその場を離れて少ししてから、近くの茂みの中から冒険者が3人出てきた。


「なんなんだ?あの魔物は………ここら辺のフォレフトウルフとはわけが違うぞ?それに………この……」


 そういいながら彼らは、大木に刻まれた爪痕を見た。


「もしかしたら、希少種かもしれないです!」


 パーティの中で一番若手の十代後半の少年が言った。彼の名はヴァニル。この若さでCランクにまで登りつめた強者だ。


「もしかしたら………ではなく、確実に希少種だろうな……」


 そう言ったのはパーティの中で一番年上で冒険者歴の長いCランク冒険者のギース。その実力はBランク冒険者にも負けていない。


「でもよお……あんなの俺らに倒せると思うか?とんでもねぇ威力だぞこれ。この死体はなんの死体なんだろうな?」


 そう言って見た先には血だらけの肉塊が落ちていた。元は、どんな生き物だったのかわからない。その肉塊を見て、もしこれが自分だったら?と想像して顔を青くさせたのだった。


「まあ、それは置いといてとりあえずギルドに報告だな。」


 そう言って立ち去っていった彼らの後には、不気味な森のざわめきが残っていた。

短いしステータスで稼いだところありますね(号泣)

許してください。

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