23話 開戦と魂共有
その場所は火が吹き荒れていた。ジャイアントホーク、パワードイーグル。その二種族が町へ向かっているのを一人で食い止めている男がいた。そう、佐山源である。
彼のユニークスキルは灼熱魔法。炎魔法よりも火力の高い魔法である。その勢いはゴミ焼却場と同等かそれ以上。
彼は日本にいた頃は理科の教師をやっていた。そして、無類のゲーム、アニメ好きなのである。この世界に馴染むまでにさほど時間はかからなかった。
彼のユニークスキルは灼熱魔法のみではない。彼が手にしたユニークスキルは人間では最強と言えよう。だが、強大な魔力を有し、多くの属性の魔法を扱えるものに対しては、どうしても遅れを取ってしまう。
それを考えて編み出したのがウルフのものと同じ、付与術である。武器に魔法を組み合わせて戦うのである。そのため源はたくさんの武器を調達し、修行した。修行は冒険者ギルドの依頼を受け、魔物と戦うことで身につけた。
源のユニークスキルはもう一つ、属性変換というスキルだ。このスキルは属性魔法の属性を変換することが出来るのだ。源が覚えている魔法、それは灼熱魔法。灼熱魔法の属性を変換させて臨機応変に戦っている。
ウルフは源の前に樋爪の姿で着地した。源は樋爪に気を取られている隙に足元に空いたマイワールドに落ちて行った。
「誰かが来る前に終わらせないとな……」
魔人威圧を発動。その後ウルフを恐れた魔物達を魂共有で眷属にした。いろいろなスキルが手に入ったがそれはまた今度説明するとしよう。
ジャイアントホークとパワードイーグルのダンジョンに行き、その最下層で魔の大森林中央のダンジョンとマイワールドで繋げた。
マイワールドに閉じ込めた源は勇者達の元へと連れていった。
短くてごめんなさい。゜(゜^ω^゜)゜。




